家電エコポイントが12月から半減。40型TVは11,000点

-2011年1月以降は“買い替え”のみ対象に


 環境省、経済産業省、総務省の三省は、家電エコポイント制度の見直しを発表した。12月1日以降の購入分から、エコポイントの還元点数を現行のほぼ半分とし、40型液晶テレビの場合、現行の23,000点から11,000点に引き下げる。

 2011年1月以降の購入分については、省エネラベル☆5つ以上の製品に限定するだけでなく、買い替え(リサイクル)の場合のみがエコポイントの対象となり、“買い増し”の場合は対象にならない。また、2011年1月以降リサイクルが必須となるため、リサイクルポイントの加算制度(テレビ/エアコン3,000点、冷蔵庫5,000点)も廃止する。

 12月以降の地上デジタルテレビの還元ポイントは以下の通りとなる。

【テレビ】

テレビ(2010年12月以降)
46型以上17,000点36,000点
42型、40型11,000点23,000点
37型8,000点17,000点
32型、26型6,000点12,000点
26型未満4,000点7,000点

 この見直しについては、「ソフトランディングを図るための調整措置」であるとともに、「2011年3月末までの制度実施を円滑化するための予算措置」と説明。ポイントの半減については、「実勢価格の変化などを踏まえたもの」としている。申請の締切期限は2011年5月31日だが、「万一ポイント発行原資が不足する可能性が出てきた場合は、申請順に処理する」としている。

 テレビ以外の、エアコン、冷蔵庫についても以下のように見直しが行なわれる。

【エアコン】

冷房能力
3.6KW以上5,000点9,000点
2.8KW、2.5KW4,000点7,000点
2.2KW以下3,000点6,000点

【冷蔵庫】

定格内容積
501リットル以上5,000点10,000点
401~500リットル5,000点9,000点
251~400リットル3,000点6,000点
250リットル以下2,000点3,000点

(2010年 10月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]