パナソニック、BDXL対応エントリー「ブルーレイDIGA」

-実売63,000円。BDからHDDへの書き戻しにも対応


DMR-BR585

 パナソニックは、Blu-ray Discレコーダ「ブルーレイDIGA」の新モデルとして、HDD容量が320GBのエントリーモデル「DMR-BR585」を11月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は63,000円前後。月産台数は48,000台。

 地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナと320GB HDD搭載のBDレコーダ。HDD容量以外の仕様は9月発売のDMR-BR590と同等で、BDXLメディアへの記録や、BDからHDDへの書き戻しなどが行なえる。なお、Blu-ray 3D再生には非対応。第4世代の「新アドバンスドAVCエンコーダ」を搭載し、最長10倍の長時間録画が可能。

 BDからHDDへのムーブ機能は、テレビ番組のほか、アクトビラ ビデオのダウンロードコンテンツも可能。また、過去のモデルでBDに記録した番組も新DIGAのHDDに書き戻すことができる。DR/AVCの録画モードを問わず書き戻しが可能で、録画モードを変えない場合は高速ムーブ、変える場合は等速ムーブとなる。なお、BD-Rから書き戻した場合はBD-Rからはコンテンツが削除され、その分の記録領域は使用できなくなる。

 光ディスクとHDDの切り替えなしでシームレスに録画番組を選べる「新・録画一覧」を採用。大容量ディスクをリムーバブルハードディスクのような感覚で利用できるとしている。独自の高画質再生技術「リアルクロマプロセッサ」も搭載する。

 また、WOWOW1カ月番組表に加え、最大1カ月先までのNHKのおすすめ番組情報を表示する「NHK番組特集」も採用。対応チャンネルはNHK BS1、BS2、ハイビジョン、NHK総合、教育の5つ。通常の番組情報よりも詳細な情報が提供され、関連する画像付きで紹介。見たい番組をより簡単に検索することも可能となり、同じテーマで特集されている番組を一括で予約することも可能だという。

 レコーダ入門者でも簡単に使用できるという「かんたんサポート」機能も搭載。また、「録る」、「見る」、「残す」の基本操作に絞った別売のシンプルリモコンを利用することで、予約録画が簡単に行なえる。シンプルリモコン使用時は、そのリモコンで録画した番組だけが表示されるため、誤って他の人が録画した番組を消すこともないという。

 また、アクトビラ ビデオ・フルとアクトビラ ビデオのダウンロードに対応。録画番組をワンセグ画質で持ち出せる「番組持ち出し」も行なえる。

 映像出力はHDMI、D4、S映像、コンポジット、光デジタル音声、アナログ音声(2ch)が各1系統。S映像/コンポジット/アナログ音声入力も各1系統備える。SDカードスロットとEthernet端子も装備している。

 消費電力は21Wで、待機時は、クイックスタート「切」時の時刻表示点灯時が約0.3W、時刻表示消灯時は約0.08W。クイックスタート「入」時はそれぞれ約4.2W、約4.1W。外形寸法は430×199×59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.8kg。



(2010年 11月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]