宇多田ヒカルの横浜ライブUstream中継は、34万人が視聴

-同時間帯視聴で世界最多、最大10万人が同時アクセス


 Ustream Asiaは、12月8日に行なわれた宇多田ヒカルの横浜アリーナコンサート「WILD LIFE」のUstreamライブ中継において、ユニークユーザー数が34万5,000人に達したと発表した。

 このコンサートは8日と9日の2日間開催。会場チケットの先行予約申し込み数は15万通を超え、一般販売日には即完売となったことや、海外のファンからの要望に応え、8日の公演については、Ustream Asiaとの協力によりPCやiPhone/iPad向けに無料でライブ配信を実施した。

 Ustreamにおける8日の公演の延べアクセス数は92万5,000アクセス、ユニークユーザー数が34万5,000人となり、同時アクセス数は10万アクセス以上、配信中に「ソーシャルストリーム」機能で投稿されたTwitterやFacebookなどでのコメント数は18万5,000通となった。Ustreamの同時間帯視聴者数としては、全世界で最も多い記録となり、Ustream Asia設立以来、国内事例で最大の配信数になったという。なお、それまでの国内最大は民主党代表選のTBSチャンネルで、ユニークユーザーが27万人だった。

 さらに8日には、全国の映画館64カ所70スクリーンにおいて国内の音楽コンサートでは市場最大規模というライブビューイングも開催。8日の公演は、コンサート会場(14,000人)、Ustream中継(34万65,000人)、ライブビューイング(17,000人)を合わせると計37万9,000人が観たことになり、「宇多田ヒカルにとっても史上最大のコンサートになった」(EMIミュージック・ジャパン)という。なお、コンサートの模様は2011年1月22日にスカパー! で、2月にはSPACE SHOWER TVでオンエア予定。



(2010年 12月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]