パナソニック、三洋とコラボした縦型カメラを欧州で発売

-「Panasonic」ブランドで展開。日本発売は未定


オレンジ

 独パナソニックは、三洋電機とコラボレートしたデジタルムービーカメラ「HX-WA10」を2011年春に欧州で発売すると発表した。価格は未定。カラーはブラック(K)、ブルー(A)、オレンジ(D)の3種類を用意する。日本国内での販売については決まっていない。

 アウトドアでの利用を想定したIPX8/3m防水対応のビデオカメラで、フルHD動画撮影が可能。外観からは三洋「Xacti」シリーズの「DMX-CA100」をベースにしていると見られるが、撮像素子はCA100とは異なり、裏面照射型CMOSを搭載。低照度下での撮影能力を高めている。CMOSのサイズは1/2.33型で、1,600万画素。

 動画の記録ファイル形式はMP4。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードを使用する。光学5倍ズームや、iAズーム、電子式手ブレ補正を搭載する。オートで撮影シーンを判別する機能も利用可能。ミニHDMI出力やUSB端子を装備する。

 なお、パナソニックは2012年4月をメドに、SANYOブランドの製品をPanasonicブランドに集約していくことを既に発表しており、「現時点では、Xactiというサブブランドを使う予定は無い」という。今回のWA10については、三洋とのコラボ製品としてPanasonicブランドで販売されるが、パナソニックによれば「Xactiを含む個別のサブブランドの切替時期については未定。製品自体の販売継続についても検討中」としている。

3mの防水対応で、アウトドアでの利用を想定。なお、WA10と同時に3型液晶搭載の「HM-TA20」(写真右)も発表されたブラックブルー


(2011年 2月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]