東芝、テレビ/スマートフォン連携アプリを機能拡大

-Android/PC版の「RZタグラー」は5月公開


Android版「RZタグラー」のリモコン画面(端末はドコモのT-01C)

 東芝は、スマートフォンやタブレット端末でテレビやレコーダを操作できるサービス「レグザAppsコネクト」のアプリ「RZタグラー」の、Android版とパソコン版を5月上旬より順次無償配布すると発表した。

 また、今後の機能拡充として、「RZ現在番組」、「RZ見るナビ」、「RZアートリモコン」という3つのアプリを、年央をメドに無償配布することも予告した。



■ RZタグラーのAndroid/パソコン版

タグリストの表示画面(端末はauのIS04)

 「レグザ Apps コネクト」は、iPadやiPhone、パソコン、Android端末などに専用のアプリを提供し、REGZAや、レコーダのRDシリーズなどの操作やネット連携を可能にするサービス。iPhone/iPad/iPod touch向けのアプリは2010年に公開され、Android版やパソコン向けも公開予定としていた。

 アプリの対応OSは、Android版が2.1以降、パソコン版がWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.4.9以降。

 「RZタグラー」は、対応REGZAやRDシリーズのほぼ全ての機能が使えるリモコン機能を備えるほか、ユーザーが時間情報(タイムコード)やタイムコードに紐づいたコメントを付与し、その情報をサーバーにアップロードすることで、対応のREGZAやRDシリーズユーザー間でタグ情報を共有できる「タグリスト」を作成できることが特徴。PC版アプリはキーボードでの文字入力に対応し、タグリストの作成に便利だという。



■ 今後展開予定の新アプリ3種類

RZ現在番組

 年央をメドに公開される3つのアプリを予告。「RZ現在番組」は、スマートフォンなどに現在放送されている番組のタイトルや放送時間などが一覧表示されるアプリで、手元で番組名などをチェックしながらチャンネル選択が可能。各チャンネルの次の番組の情報も閲覧できる。

 「RZ見るナビ」は、BDレコーダ「REGZAブルーレイ」の録画番組一覧から、選んだ番組を液晶テレビのREGZAで再生できるアプリ。リビングのレコーダに録画した番組を寝室のテレビで見たい場合、寝室でスマートフォンを操作することで、番組を選べる。

 なお、この機能は、DLNAのDMS(デジタルメディアサーバー)機能を持つREGZAブルーレイと、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能を持つ液晶テレビREGZAの組み合わせで利用可能となっている。対応するREGZAは、DMR機能を持つZ2シリーズ、Z1シリーズ、ZG1シリーズ、ZS1シリーズ、37Z1S。また、DMS機能を持つ「レグザブルーレイ」は、RD-X10、RD-BZ800、RD-BZ700、RD-BR600で、DVDレコーダのRD-Z300でも利用可能。


「RZ見るナビ」の録画番組一覧画面DMR対応のREGZAを選択する画面

 「RZアートリモコン」は、あらかじめ用意されたリモコン画面デザインから、好みのデザインを選んで、設定できるアプリ。画面の図柄に割り当てられたリモコンキーをタッチするだけで操作が行なえる。

RZアートリモコンの例


(2011年 3月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]