radiko、広告配信「シンクロアド」を4月開始へ


 地上波ラジオのIPサイマル配信サービス「radiko.jp」は、4月以降にIP配信中の番組内で直接広告を表示するサービス「SYNCRO AD(シンクロアド)」を開始する。14日に開催された 総務省の情報通信審議会「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会 第62回」の中で説明した。

 SYNCRO ADは、音声と連動してradikoを聴取中のパソコン画面などに広告を表示するもの。例えば、番組の内容にあわせてハンバーガーの広告をスマートフォン画面に表示。広告をクリックすることで、radikoを聞きながら店舗の広告を見たり、クーポンの取得などが可能になる。

 検索なしでネットにダイレクトに誘導でき、直接販促につなげたり、番組に関連するFacebookページやTwitterなどのSNSに誘導することができる。これまでも実験を続けていたが、4月以降はradikoの新しいビジネスモデルとして展開する予定。

 収入配分やどういった提案ができるかなど、権利者との話し合いも進めているとのこと。番組から直接アーティストのライブチケット販売やCD販売につなげるほか、アーティストプロフィール案内なども計画しているという。


(2012年 2月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]