アイ・オー、nasneやVita、PS3対応無線LANルータ

-SCEの基準をクリア。「HD番組の転送に最適」


無線LANルータ「WN-G300DGR(S)」

 アイ・オー・データ機器は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のオフィシャルライセンスドプロダクトを取得し、PlayStation 3、PlayStation Vitaに加え、7月発売予定の新製品「nasne」にも対応するという無線LANルータ「WN-G300DGR(S)」を発売する。発売日は「nasne」と同じ7月19日を予定。価格は7,770円。

 IEEE 802.11b/g/nに対応した無線LANルータ。「オフィシャルライセンスプログラムに基づき、SCEの定める基準を満たす、日本初の無線LANルータ」としており、nasneやPS3、PS Vita、プレイステーション・ポータブル(PSP)に対応。ゲーム販売電や家電量販店を中心に発売するという。機能としては通常のルータであるため、PCなど、ゲーム機以外も接続できる。


 既報の通り、「nasne」は地上/BS/110度CSデジタルチューナと500GB HDDを内蔵した、デジタルレコーダ兼ネットワークHDD。HDMIなどの映像出力端子は備えておらず、Ethernetを装備。LAN経由で、PS3やPS Vita、VAIO、Sony Tablet、スマートフォンXperiaの対応アプリから録画予約などをしたり、録画した番組の視聴も、LAN経由でこれら対応端末から行なう仕様になっている。そのため、PS VitaやXperiaなどでnasneを利用するためには、無線LANルータが必要になる。

nasneとVita、PS3の接続イメージ
各種ポートは底面に備えている

 「WN-G300DGR(S)」は、設定機能として「WPS」に対応。VitaもWPSに対応しているため、ワンプッシュで無線LAN設定が可能。有線LANはギガビットイーサに対応。「録画したハイビジョン番組の視聴や大容量ファイルの転送に最適」(アイ・オー・データ)とする。暗号化方式はWEP128/64bit、WPA-PSK(TKIP/AES)、WPA2-PSK(AES)に対応。

 送受信には2本の内蔵アンテナを使い、障害物や離れた部屋にも電波を届けやすいとしている。無線LANの実効スループットは約114Mbps。悪質なサイトへの接続をブロックするフィルタリングサービスにも対応しており、1年間は無料で使用できる。

 インターネットポートは1つ、LANポートは3つ用意。USBポートも備えている。外形寸法は約132×57×200mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約270g。



(2012年 4月 18日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]