JVA、2012年3月のビデオソフト売上速報を発表

2012年3月度媒体別売上構成比(内円が金額、外円が数量)

　日本映像ソフト協会(JVA)は8日、2012年3月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比124.7%の223億9,800万円で、売上本数は同146.9%の748万枚。いずれも大きく伸長しているが、これは前年同月に東日本大震災が発生し、出荷がやや伸び悩んだためという。

　2012年3月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比265.2%の55億500万円で、ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は24.6%。数量は同282.9%の121万7,000枚で、数量の構成比は16.3%。震災の影響を特に受けたBDの伸長率が大きくなっている。

　BDビデオの内訳は、販売用の売上額が前年同月比267.7%の52億200万円、数量は同276.6%の101万4,000枚。レンタル店用は売上額が同227.8%の3億300万円、数量が同319.6%の20万2,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比106.3%の168億9,300万円。数量は同134.3%の626万3,000枚。販売用のBD及びDVDを合算した売上額は、前年比138.8%の152億4,200万円と伸長した。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比111.1%の100億4,000万円、数量は同135.8%の302万枚となった。レンタル店用は売上額が同99.1%の66億4,200万円、数量は同133.6%の322万2,000枚。

　2012年3月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比150%の198タイトル、レンタルは同230.8%の90タイトル。新作DVDは販売用が同157%の587タイトル、レンタルは同106%の686タイトルとなっている。