東芝、容量3TBのレコーダ向け3.5型HDDを量産

容量3TBの3.5型HDD「DT01ACA300V」

　東芝は、容量3TBを実現したコンシューマ製品向け3.5型HDD「DT01ACA300V」を製品化。同製品を含め1.5～3TBの12機種を8月下旬より量産開始する。なお、セットメーカーなどB to BやOEM向け製品となっており、一般販売の予定は無い。

　米ウェスタンデジタルから取得した資産を活用して製品化されたHDD。同社との資産取引完了直後から販売を開始していた250GB～1TBのコンシューマ製品向け3.5型HDD製品に、今回の新製品を加えることでラインナップを拡大する。

　インターフェイスはシリアルATA(6Gb/s)。製品ラインナップのうち、「DT01ACA300」、「DT01ACA200」、「DT01ACA150」、「DT01ACA300V」、「DT01ACA200V」、「DT01ACA150V」は「静音シークモード」を搭載。騒音の抑制を重視した制御により、ディスクが3枚の製品で通常モードよりも約1dB、2枚の製品で約2dB騒音を低減可能。静かな場所での音楽・ビデオ視聴に適しているという。

　7,200回転のモデルに加え、省電力な5,700回転と5,940回転のモデルも用意。7,200回転モデルに比べ約19～25%の低消費電力を実現している。また、待機時に自動的に回転数を落とす機能をオプションで設定可能。これにより「DT01ACA300」(PC向け/3TB)の場合、通常回転時の消費電力が5.2W、待機時は2.4Wと、約54%低減できる。