パケットビデオ、「Twonky Beam」のiOS版を公開

-DTCP-IPにはアップデートで対応予定


Twonky Beam

 パケットビデオは、アプリ「Twonky Beam」のiOS版の無償提供を開始した。iPhone/iPad/iPod touchで利用でき、対応OSはiOS 5.0以降。

 iPhoneなどの動画/静止画/音楽を、無線LAN経由でUPnP/DLNA対応テレビに「Beam転送」して再生したり、LAN内のサーバーにあるコンテンツをiPhoneなどで操作/再生できるアプリ。なお、Android版は既に公開されている。

 Beam転送時は、iPhoneなどから音量や再生の操作が可能。また、Beam転送するビデオをキューに追加して、後から再生することもできる。そのほか、他のサーバーにあるコンテンツをiPhoneで検索して、テレビなどへBeam転送することも可能。手持ちのファイルだけでなく、YouTubeやU-NEXT、vimeoなどのオンラインコンテンツをBeam転送することもできる。

 なお、6月より公開されているAndroid版はDTCP-IP対応となっており、対応Blu-rayレコーダで録画した地デジなどの番組もスマートフォンで再生可能となっているが、iOSアプリにはこの機能は含まれていない。パケットビデオは同機能について「将来のアップデートで追加する予定」としている。

 パケットビデオ・ジャパンの高木和典社長は「スマートフォンやタブレット端末により、携帯端末でのコンテンツの視聴は増加し続けているため、Twonkyの目標はオンライン・コンテンツの検索や再生を効率化すること。Twonky Beamアプリケーションにより、新しいビデオを簡単に見つけられ、最高の視聴体験が得られる」とコメントしている。

手持ちまたはオンラインのコンテンツをテレビなどにBeam転送して再生できるU-NEXTとも連携可能設定画面


(2012年 8月 23日)

[AV Watch編集部 中林暁]