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ソニー、CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」などの仕様を変更

ファーム更新時期変更、SxSへのサイマル記録非搭載など

 ソニーは、2月1日に発売するCineAlta 4Kカメラの「PMW-F55」と「PMW-F5」の仕様を変更すると発表した。

PMW-F55
PMW-F5

 今回の発表で、「スロー&クイックモーション機能」や「XAVC QFHD記録モード」に対応するファームアップ実施時期を変更することや、SxSメモリーカード/SxS PRO+へのサイマル記録(2枚のカードに1ファイルずつ記録)機能を非搭載とすることを明らかにした。

 また、発売時に搭載予定だった「MPEG HD422 1280×720記録モード」をファームアップによる対応(12月末予定)へ変更。「2K RAW記録モード」のシステム周波数について、当初は23.98p、24p、25p、29.97p、50p、59.94pとしていたが、このうち50p/59.94pを非搭載とする。

 「PMW-F55」と「PMW-F5」は4K解像度/スーパー35㎜サイズのCMOSセンサーを搭載するCineAlta 4Kカメラ。4KからHDまでの記録に対応できるソニーの新フォーマット「XAVC」に対応する。2月1日に発売され、価格は「PMW-F55」が2,887,500円、「PMW-F5」が1,732,500円。

 変更後の記録モードの種類や、アップデート実施後の仕様は下表の通り。

RAW収録時XAVC収録時収録フレーム周波数
PMW-F55
4K2K4K2KHD(新規)
発売時----1~60fps23.98p、25p、29.97p
2013年度
第2四半期(9月末)
-120/180/240fps(選択)-120fps(固定)120fps(固定)23.98p、25p、29.97p
12月末1~60fps1~240fps1~60fps1~180fps1~180fps全周波数
PMW-F5
発売時----1~60fps23.98p、25p、29.97p
2013年度
第2四半期(9月末)
-120fps(固定)-120fps(固定)120fps(固定)23.98p、25p、29.97p
12月末1~60fps1~120fps-1~120fps1~120fps全周波数

※「スロー&クイックモーション」機能はファームアップにて段階的に対応予定(9月末および12月末リリース予定)

(中林暁)