ニュース

SCE、nasneにVitaバックアップ機能を追加する新ファーム1.71を予告

nasne

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10日、ネットワークレコーダ&メディアストレージ「nasne」のシステムソフトウェア1.71を近日中に提供すると発表した。このファームで、PlayStation Vita(PS Vita)との連携を強化し、Vita内のコンテンツをnasneにコピー/バックアップできるようになるほか、nasneとDLNA対応機器との互換性向上も行なわれる。

 Vitaからnasneにコピーできるデータは、アプリケーション、ゲームのセーブデータ、画像、音楽、ビデオ。著作権保護されたコンテンツはコピーできない。転送されたデータは、nasneの共有フォルダ「share1」の中にある「PHOTO」、「MUSIC」、「VIDEO」の各フォルダへ保存される。このデータは、Vitaだけでなく、PCなどのDLNA対応機器からアクセスし、再生する事もできる。

 なお、アプリケーションやセーブデータに関しては、PS Vitaの「コンテンツ管理」機能を使い、「nasne HOME」からアクセスする形となる。

 Vitaの本体や、専用メモリーカードに保存されたデータをnasneのHDDに一括してバックアップする事も可能。コンテンツだけでなく、ブラウザのブックマーク、システム言語の設定などのシステムデータもバックアップされるため、それらが消去された場合でも、nasneのHDDにバックアップされたファイルをPS Vitaに転送し、リストア(復元)できる。

PlayStation Vitaからの転送先としてnasneが追加されている

 バックアップファイルはオンラインIDごとに保存され、1台のnasneに複数のVitaのバックアップファイルを保存することも可能。バックアップファイルは、オンラインIDごとに最大10個まで保存できる。なお、トロフィーや著作権保護されたコンテンツはバックアップできない。

(山崎健太郎)