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シャープ、BD/HDD内蔵のオールインワンTV「AQUOS DR」

40型/32型。画面とスタンド一体化して3度傾斜

AQUOS DRシリーズ

 シャープは、Blu-rayドライブと500GB HDDを内蔵し、“録る・見る・残すを1台にまとめた”というオールインワン液晶テレビ「AQUOS DRシリーズ」を7月26日より発売する。40型の「LC-40DR9」と、32型「LC-32DR9」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は40型が16万円前後、32型が13万円前後。カラーはブラック(-B)とホワイト(-W)。

 HDDに番組を“録る“、録画番組やBD/DVDソフトを“見る”、録画番組をBDに“残す”の3つの基本機能を1台にまとめたオールインワン液晶テレビ。レコーダ接続などの配線が不要で、リモコン1つで簡単に操作できる点を訴求していく。

LC-40DR9-B(ブラック)
LC-40DR9-W(ホワイト)
LC-32DR9-B(ブラック)
前面にBDドライブ搭載

 40型は1,920×1,080ドットのフルHDパネル、32型は1,366×768ドットパネルを採用する。バックライトはLED(エッジライト型)。サイズや解像度以外の主な仕様は共通で、テレビコントラストは200万:1、視野角は上下/左右176度。

 画面とスタンドを一体化させ、画面を3度傾斜させたデザインを採用し、視聴しやすさと省スペース設置を両立。BDドライブは前面トレー方式として、ディスクの出し入れを容易にしている。HDD容量は500GBで、USB HDDの追加にも対応する。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルを各2系統装備。USB HDD追加時には、2番組同時録画も行なえる。MPEG-2 TSのストリーム録画と、MPEG-4 AVC/H.264にトランスコードしての長時間録画に対応し、最大12倍の長時間録画が可能。12倍モードの場合、内蔵HDDに最長約524時間の録画が行なえる。録画番組のCM部などに自動でチャプタを付与する「おまかせオートチャプター」に対応。BDダビング時は、高速ダビングのほか、画質変換ダビングも行なえる。

リモコン

 テレビの番組表(EPG)を使った録画予約に対応。録画番組再生中に、リモコンの「見どころ」ボタンを押すと、約2分30秒/5分間隔で録画した番組のシーンを子画面表示でき、シーン確認/頭出しが行なえる。急な来客時などに放送を一時停止させ、要件終了後に続きを見られる「ちょっと待って」ボタンを装備。約1時間分の放送を一時記録することで、この機能を実現している。

 録画リストからのダビングや、ダビング開始時刻を指定して、テレビを使っていない時間にダビング実行する機能も装備。ビデオテープなどの映像の外部入力録画にも対応する。

 入力端子はHDMI×2、D5×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力はヘッドフォン×1、アナログ音声×1(ビデオ入力と共用)。HDD接続用のUSBやEthernetなどを備えている。

 消費電力と年間消費電力量は、40型が約125W、約105kWh/年、32型が約96W、75kWh/年。外形寸法/重量は40型が93.6×27.7×61.8cm(幅×奥行き×高さ)/約17.5kg、32型が73.6×25.9×51.1cm(同)/約13kg。

(臼田勤哉)