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ボツワナと日本が地上デジタル放送分野で協力

地デジをきっかけとした日本企業の進出支援も

 ボツワナ共和国と日本は、ボツワナにおける地上デジタル放送の展開で協力する。17日にボツワナ共和国のマシシ大統領府公共政策担当大臣と新藤総務大臣が会談し、両国の協力関係を構築することで合意、覚書に署名した。

 ボツワナでは、2月に地上デジタル放送方式として日本方式(ISDB-T)の採用を決定。アフリカで初めてISDB-Tを採用する国となる。今回の覚書では、ボツワナにおける円滑な地デジ導入のために、総務省とボツワナ政府大統領府による共同作業部会を設置するほか、総務省が技術移転や人材育成支援を行なうことや、ISDB-Tデータ放送についての人材育成プログラムなどを含んでいる。

 また、ボツワナ側では、地上デジタル放送を活用した、ボツワナ国内での遠隔教育システムや電子政府システム、医療情報伝達システム、防災のための緊急警報システムなどの導入や発展について、日本企業が関心を示していることを歓迎。大統領府が必要な助言や支援を行なうなど、日本企業進出に向けた支援を行なうとしている。

(臼田勤哉)