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4Kテレビの認知率は86.5%、購入検討者13.5%。カカクコム調査

4Kテレビの認知度

 カカクコムは1日、4Kテレビに関する意識調査の結果を発表。4Kテレビの認知率は86.5%で、購入を予定・検討している人の割合は13.5%だった。

 調査は、価格.comID登録ユーザーを対象にしたWebアンケート形式で行なわれ、回答者数は5,856人であった。調査期間は、10月10日~10月16日。なお、四捨五入による端数処理のため、合計が100%にならないことがある。

 4Kテレビの認知度については、「知っている」(86.5%)、「知らない」(13.5%)となり、世代別で見ると、年代が高くなるにつれ、「知らない」と回答する割合が増加している。また、4Kテレビの所有率はわずか0.7%で、「普及はまだこれからといった段階にある」とした。

 4Kテレビを購入予定、あるいは購入を検討していると回答した人の割合は13.5%で、購入予定時期としては、FIFAワールドカップ・ブラジル大会が開催される「2014年春夏」(26.7%)という回答が最多となった。2番目に多かったのは、リオデジャネイロ五輪が開催される「2016年春夏」(23.5%)となっている。なお、今年の年末商戦に購入を考えている人は全体の5.6%だったのに対し、2014年内の購入予定・検討者は43.1%で、来年2014年にかけて購入を予定・検討している人が多いという。

 購入を検討しているメーカー・ブランド(複数回答)では、トップはソニー「BRAVIA」で42.4%と人気が高く、2位の東芝「REGZA」は11.9%。3位はパナソニック「スマートVIERA」(6.6%)、4位はシャープ「AQUOS(ICC PURIOUS)」(6.3%)となっている。

 4Kテレビを購入する予定がないと回答した人に理由を尋ねた質問では、最も多かった回答は「価格が高い」(23.7%)だった。次点は、「今のテレビに不満がない」(21.7%)となっている。その他、「4K放送が開始されていない」(18.1%)、「4K対応の映像コンテンツが充実していない」(15.9%)などの理由が挙げられている。また、4Kテレビを購入してもいいと思える値段(55型の画面サイズを想定)については、1位「10万円未満」(25.7%)、2位「10万円~15万円」(25.1%)、3位「15万円~20万円」(21.7%)で、「多くの消費者が適切と考える価格はおよそ10万円~20万円程度」としている。

(一條徹)