ニュース

TI、出力を約3倍に高めたBluetoothスピーカー/Ultrabook向けクラスDアンプ

 日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は11日、UltrabookやBluetoothスピーカー向けに、小型で高出力のクラスDステレオアンプ「TPA3131D2」を発表した。32ピンQFNパッケージで供給されており、1,000個受注時の参考価格は1.10ドル。

 5mm角の小型QFNパッケージを採用した、アナログ入力方式のクラスDステレオアンプ。UltrabookやBluetoothスピーカーなど、小型デバイスへの搭載を想定。出力は7W(ブリッジ接続)で、既存の2W出力のHDオーディオコーデック製品の約3倍まで高めており、「より大音量で鮮明なサウンドを提供する」という。実装面積はTSSOPパッケージ採用のディスクリート型アンプのほぼ半分で、実装面積あたりの出力は業界最高としている。

 最大効率92%のクラスD動作と50μA未満の静止電流により、TSSOPのディスクリート型アンプと比較して、待機時の電池使用時間を延長するという。動作電圧範囲は4.5V~26Vで、AC電源と2セル直列バッテリをサポートする。

(一條徹)