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パロット、ヘッドフォン「Zik」にルー・リードの音質チューニング

Zikの広告キャラクターにルー・リードを起用

 仏Parrot(パロット)は、Bluetoothやアクティブノイズキャンセル機能を搭載したヘッドフォン「Parrot Zik」の専用アプリとして、10月27日に亡くなったミュージシャンのルー・リードによるチューニングを追加、11月18日より同チューニングを搭載したアプリを提供開始する。

 Parrot Zikは、スマートフォンやタブレットとの接続を想定したアクティブノイズキャンセル搭載のBluetoothヘッドフォン。DSPを内蔵し、iOS/Android用アプリ「Parrot Audio Suite」から、音質のカスタマイズが行なえるのも特徴。価格は39,900円。

Zik COld Collection(イエローゴールド)

 Parrotのアンリ・セイドゥCEOは、晩夏にルー・リードにZikの音について意見を求めたところ、「Zikはクラシックを聴くのにはとても良いが、ロックを聴くためにはもっと工夫が必要」とし、チューニングを申し出たという。ルー・リードは、サウンドエンジニアのブラドー・ミラー(The Blue Maskなどのアルバムに参画していた)を招集し、Zikの音響デザイナーと協力。バスとアキュートに重点を置き、スタジオに近い広がりにチューニングした「Tuned by Lou Reed」を開発した。

 この設定を「The Blue Mask (2003 リマスター)/Lou Reed - The Best Of」、 Pumping Blood/Lou Reed & Metallica - Lulu」、「Guilt Trip/ Kanye West - Yeezus」の3曲を使って検証したという。

 また、ルー・リードは、Zikの広告キャンペーンへの登場も承諾。ジャン-バスト-モンディノによる撮影でZik Gold Collectionを身につけたルー・リードがZikの広告に登場する。

(臼田勤哉)