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コルグ、DSD再生ソフト「AudioGate 3」提供'14年春に延期

編集機能を省いたPlayer版を'14年1月提供へ

AudioGate 3

 コルグは25日、12月下旬を予告していたパソコン用DSDプレーヤーソフト「AudioGate 3」のダウンロード提供開始時期を、2014年春に延期すると発表した。延期の理由については「開発の遅れのため」としている。

 10月の発表時には12月上旬に提供予定だったが、その後12月下旬に延期、さらに今回再延期されることとなった。そのためコルグでは、AudioGate 3に先駆けて、DSD編集機能を省いた「AudioGate 3 Player Version」を開発、'14年の1月下旬に提供開始する。Player Versionを提供後に、DSD編集機能搭載の「AudioGate 3」の提供予定を告知するとしている。

USB DAC「DS-DAC-100m」(左)と「DS-DAC-100」(右)

 「AudioGate 3」(AudioGate 3.0)は、同社のUSB DAC新モデル「DS-DAC-100(実売55,000円)」または「DS-DAC-100m(同3万円)」と組み合わせて使用するDSD対応プレーヤーソフト。DS-DAC-100/100mに最適化した機能強化を行ない、ユーザーインターフェイスも一新した。DS-DACシリーズと連携し、AudioGate側でパソコン内の音源をDSDに変換して再生できるほか、FLACやWAV、MP3などをDSD変換せずに出力することもできる。iTunes楽曲のインポートや、アルバムアーティストやトラック番号、ディスク番号の編集にも対応。ファイル変換処理の高品位/低負荷選択などが行なえる。

 なお、対応DACの「DS-DAC-100」と「DS-DAC-100m」はすでに発売開始しているが、現行バージョンのAudioGate(Version 2.3)が使用できるため、「AudioGate 3のリリースまでは現行のAudioGateをお楽しみ下さい」としている。

(臼田勤哉)