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ヒビノ、バイアンプ内蔵のJBLモニタースピーカー

最上位機のウェーブガイドを採用

LSR305(左)、LSR308(右)

 ヒビノは、「JBL PROFESSIONAL」ブランドのアクティブモニタースピーカー「LSR305」と「LSR308」の2機種を1月24日に発売する。価格は、LSR305が30,450円、LSR308が51,450円。

 2ウェイ/バイアンプ内蔵のスタジオモニタースピーカー。最上位機種「M2」(997,500円)用に開発された「イメージコントロールウェーブガイド」を搭載し、音像の再現性などを高めているという。LSR305は130mm径、LSR308は200mm径のウーファを搭載。ツイータはいずれも25mm径で、出力はLSR305が41W×2ch、LSR308が56W×2ch。

 ウーファには38mm径ボイスコイルを使用し、実効感度の低下が少なく、大音量を連続で再生しても音質の変化を最小限に抑えるという。低域ポートには、開口の両側にフレアを持つ独自の「スリップストリーム」設計を採用する。ツイータはネオジウム磁石を採用し、ダンピング特性を最適化。耳障りな小音量時の歪みを低減し、長時間の制作作業も快適に行なえるとする。各ドライバには防磁対策を施している。

 軸上やスピーカー周囲360度の直接音や反射音、残響音場など72の測定を実施し、出力性能を最適化した独自のLSR(Liner Spatial Reference)設計を採用。設置する部屋の形状・容積が異なる場合でも正確なモニタリングが可能としている。

 4次リンクウィッツ・ライリーのアクティブクロスオーバーと、クラスDアンプを組み合わせたバイアンプ構成。高域(4.4kHz)と低域(115Hz)のそれぞれのレベルを±2dB変更できるTRIMスイッチを搭載し、設置環境や音源に応じて周波数特性を微調整可能。全体の音量レベルは21段のクリック付き。電子バランスの入力は、感度を+4dBuと-10dBVで切り替えできる。入力端子はバランス(XLR)と標準フォン(3ピン)。

LSR305LSR308
ユニット構成ウーファ:130mm
ツイータ:25mm
ウーファ:200mm
ツイータ:25mm
再生周波数帯域43Hz~24kHz37Hz~24kHz
最大音圧レベル108dB112dB
クロスオーバー周波数1,675Hz1,800Hz
出力41W×2ch56W×2ch
入力感度
(-10dBV)
92dB
最大入力
(+4dBu)
+23dBu
消費電力15W20W
外形寸法(mm)
(幅×奥行き×高さ)
187×242×298257×300×423
重量4.9kg8.8kg

(一條徹)