「翠星のガルガンティア」、TVの“その後”を描く新作OVA 11月からBlu-ray化。劇場上映も

　テレビアニメ「翠星(すいせい)のガルガンティア」の“その後”を描いた完全新作OVA、「翠星のガルガンティア ～めぐる航路、遥か～」のBlu-rayが発売される。前後編に分かれており、前編は11月21日発売、後編は2015年5月27日発売。どちらも特装限定版で、価格は各7,500円。

　発売に先駆け、9月27日からは前編のイベント上映も行なわれ、その上映劇場で前編のBDが先行販売される。劇場限定版となっており、特装限定版BDに加え、キャスト全員のサイン入り台本と、アンソロジーコミックが付属する。価格は9,000円(税込)。上映劇場や前売り券などの情報は作品の公式サイトを参照のこと。後編も2015年4月からイベント上映が予定されている。

翠星のガルガンティア ～めぐる航路、遥か
※ジャケットとは異なります
(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

　前編のBDには特典として、オーディオコメンタリを収録。スタッフ編、キャスト編の2本を収録予定。

　また、鳴子ハナハル描き下ろしイラストを使用した前・後編2巻収納可能なBOXと、特製スリーブケースが付属。ジャケットも描き下ろしとなる。

　さらに、鳴子ハナハル描き下ろしコミック(10ページ)や、キャラクターノベル集(執筆:谷村大四郎、挿絵:おかだアンミツ)、ヒトコマ漫画集(イラストレーター:「くぅ。」「Rkp」)を収録したスペシャルブックも同梱。スペシャルラジオCD、ゲーム「翠星のガルガンティア ONLINE」で使える専用シリアルコードも付属する。

　なお、後編のBDにも、前編と同様の特典を用意する予定。2巻収納BOXは付属しない。

前編には鳴子ハナハル描き下ろしイラストを使用した前・後編2巻収納可能なBOXが付属する
(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

ゲーム「翠星のガルガンティア ONLINE」
(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会 (C)2014 Production I.G

　テレビアニメシリーズは、昨年4月から放送。「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」を手掛けた村田和也が監督、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄がシリーズ構成・脚本を担当。原案は村田監督と虚淵玄。キャラクター原案は「かみちゅ!」などで知られる漫画家・鳴子ハナハル。アニメーション制作はProduction I.Gと、豪華なスタッフが参加。

　遠い未来、遥か銀河の果て。種の存続を賭けた死闘を繰り広げる、『人類銀河同盟』と異形の怪生命体『ヒディアーズ』。戦いのさなか、同盟の少年兵・レドは、支援AI搭載型の人型機動兵器『チェインバー』とともに時空のひずみへと呑み込まれてしまう。

　人工冬眠から目覚めたレドは、そこが表面のほとんどを海に覆われた人類発祥の星“地球”であることを知る。初めて目にする大海原と、旧文明の遺物をサルベージして形成された、人口数万にも上る巨大船団『ガルガンティア』。地球に暮らす人々にとって、レドはまったくの異邦人だった。

　人類銀河同盟へ帰還できないレドは、チェインバーとともに生き残りの道を模索。少女・エイミーらガルガンティアの人々との共生を試みるのだが、戦うこと以外の生き方を知らないレドにとって驚きに満ちた日々の始まりであり、その中でレドの心は大きく変化していく……。

OVAのあらすじ

クーゲルの船団からやってきた少女“リーマ”
(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

　半身ともいえる愛機・チェインバーとの壮絶な別れからおよそ半年。大海原を往く船団ガルガンティアで、レドは仲間たちとともに新たな人生を踏み出していた。

　サルベージチームの一員として懸命に働くかたわら、失われた旧地球文明の痕跡をたどる日々。そんな彼の前に、かつての上官・クーゲルの船団からやってきた少女“リーマ”(CV:水瀬いのり)が現れる。

　エイミーの後輩としてメッセンジャー業を学ぶリーマとの出会いから、レドは波乱の過去を噛み締め、いまを生きる自分と改めて向き合うこととなる。そしてその未来には、さらなる困難と危機が待ち受けていた。

　チェインバーとの絆を胸に刻み、レドはひとりの青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく。

(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

(c)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会