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KuraDa、四角フルウッドハウジングのヘッドフォン「KD-FP10響」。18万円

 KuraDaは、フルウッドハウジングを採用したオープン型のヘッドフォン「KD-FP10響」を2015年1月中旬より発売する。価格は18万円。

KD-FP10響

 四角い形状のフルウッドハウジングが特徴のKuraDa最高峰ヘッドフォン。ハウジングの木材は、重量と剛性のバランスを考えてハードメイプルを採用。見た目のインパクトだけでなく、ハウジングの剛性や内部音響設計、イヤーパッドの接地面積など、さまざまな視点から最良の音質が得られるよう研究したとする。塗装もピアノと同等のポリエステル塗装とし、深みのある色合いを実現している。

 ドライバは53mm径の大口径ユニットで、5Hz~45kHzの帯域を歪みなく再生するとしている。ハウジングの背面には響板を設置。ドライバの後ろに放射される音圧を響板で放射し、「響板が第2の振動体となり、響きの豊かな広がりある音響特性を生み出す」としている。

 響板には、楽器などで使われるアラスカ産のシトカスプルースを採用。「低域を増幅し、高域は減衰する特徴を持ち、クリアで量感ある低音が得られる反面、高域で耳障りな刺さる音を低減する」という。

 軽量かつ耐久性の高いアルミニウム製のバンドフレームを採用。イヤーパッドは、人の肌に近いとされる出光製の人工プロテインレザー「Grancuir」で、本革よりも軽量のため本体重量の軽量化も実現したという。

 再生周波数帯域は5Hz~45kHz、感度は109dB/mW、最大入力は1,800mW。インピーダンスは42Ω。重量は435g。ケーブルは着脱式で3mのOFC。プラグはヘッドフォン側がモノラルミニプラグ×2、プレーヤー側がステレオ標準。

(臼田勤哉)