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11月の電子機器国内出荷は音声機器が8カ月ぶりのプラス

ポータブルオーディオが前年比約110%に。JEITA発表

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2014年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。電子機器の出荷金額は前年同月比88%の1,135億円で、8カ月連続のマイナスとなった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比89.9%の619億円で5カ月連続のマイナス。音声関連機器は同103.7%の86億円で8カ月ぶりのプラス。カーAVC機器は同83%の430億円で7カ月連続のマイナスとなった。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 11月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比104.8%の53万台。このうち4K対応テレビは3万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は6.9%となった。インターネット動画対応は22万1,000台(同82.6%)。3D対応は6万7,000台(同65.3%)で、テレビ全体における割合は12.7%。サイズ別では、29型以下が同113.1%の14万台、30~36型が同115%の18万5,000台、37~49型が同89.4%の13万5,000台、50型以上は同99.8%の7万台。構成比は順に26.5%、34.9%、25.5%、13.1%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比99.7%の29万4,000台。内訳は、BDレコーダが同97.5%の24万3,000台、BDプレーヤーが同111.6%の5万2,000台。DVDビデオは同68.4%の5万9,000台。

 ポータブルオーディオは前年比109.8%の10万4,000台。ビデオカメラは同72.8%の7万1,000台。ICレコーダが8万4,000台(同80.1%)。ラジオ受信機は同96.8%の11万9,000台。ステレオセットは同76%の3万1,000台で2カ月ぶりのマイナス。スピーカーシステムは同45.4%の2万3,000台。

 カーナビは前年同月比85%の41万6,000台で、7カ月連続のマイナスとなった。

(一條徹)