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HDMIの次期バージョンで、HDRや新音声、給電機能をサポートへ

 HDMI Licensingは米国時間の6日、米ラスベガスで開催された「2015 International CES」に合わせ、次期バージョンのHDMIにおいて、ハイダイナミックレンジ(HDR)映像や、新しいオーディオフォーマット、接続機器への給電機能などをサポートしていくと発表した。

 HDMI ForumプレジデントのRobert Blanchard氏は、「HDMI Forumは、急速に変化している市場のニーズに応えるために、HDMI規格を進化させ、新バージョンを提供していく。今後はより高解像度な映像、高いフレームレートに加え、HDR映像、新しいオーディオフォーマット、給電機能のサポートも必要になると考えており、HDMIの次期バージョンでこれらに対応する。今後もHDMIは、最高品質の音声、映像をサポートしていく」とコメントしている。

 HDMIのライセンスを受けた企業は1,600以上となり、2015年に7億台以上の対応製品が出荷される見込み。最新バージョンである2.0では、4K/60p伝送や、18Gbpsのデータ転送に対応するが、HDMI採用企業の半数近くが、HDMI 2.0を採用しているという。

 なお、モバイル機器を中心に採用が進むデジタルインターフェイス「MHL」を推進するMHLコンソーシアムも現地時間の6日、次世代のMHL規格「superMHL」を発表。8K/120fpsの映像や、HDR、Dolby Atmos/DTS-UHDオーディオの対応を表明している。

(山崎健太郎)