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クラリオン、FLACハイレゾ再生対応のAVナビ。Siri Eyes Free搭載で約7万円

 クラリオンは、カーナビの新モデルとして、ハイレゾ音源の再生にも対応した7型液晶搭載モデル「NX505」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後。また、ハイレゾ非対応で、独自音響技術「Intelligent Tune」を備えた6.2型液晶搭載の「NX515」も、同じく6月下旬に発売する。店頭予想価格は7万円前後。

NX505

ハイレゾ再生対応の「NX505」

 7型WVGA液晶を備え、地デジのフルセグやDVD再生に対応するほか、新たにハイレゾ音楽再生にも対応。USBメモリに収めたFLACの96kHz/24bit楽曲を再生できる。FLAC以外の再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC。動画はAVIやMP4、MPEG-1/2、3GPの再生に対応する。

 地デジは2チューナー×2アンテナで安定した受信が可能。DVDビデオのほか、VRモードで記録したディスクも再生できる。アンプの最大出力は45W×4ch。

 iPhoneとBluetooth接続することで、「Siri Eyes Free」機能も利用可能。運転中の電話発信や、楽曲検索/再生、メール読み上げ送信などを声で操作できる。同機能の利用には別売マイク「RCB-204-500」(3,000円)が必要。iPhone/iPod接続用のUSBも装備する。

独自音響技術搭載の「NX515」

 NX505とは異なりFLACのハイレゾファイル再生には対応しないが、独自音響技術「Intelligent Tune」を採用したモデル。ディスプレイは6.2型WVGA。

NX515

 Intelligent Tuneには、車室内でも快適に音楽を聴けるようにするための様々な機能が採用されている。圧縮音源を補間して原音に近い状態に復元するという「Sound Restorer」や、重低音を強化する「Virtual Bass」、ボーカルが記録されたセンターの中域成分を音源から抽出して、定位を前後左右に調整できる「Vocal Image Control」、曲ごとの音量差を自動調整する「Volume Smoother」などを搭載。新たに、ボーカルの質感と前方定位を保持しながら、音源から抽出したサラウンド成分によって臨場感の溢れる音場を創出し、コンサートホールのような臨場感を表現するという「Virtual Stage Enhancer」にも対応した。

 テレビはワンセグ。DVDやSDスロットも備える。iPod/iPhone接続端子としてUSBを備えるほか、iPhone/Android接続用のHDMIも装備。スマホアプリを車内で楽しめる「Smart Access」に対応し、Android AUXモードでは、Androidスマホの映像や音楽をナビでダイレクトに再生できる。アンプの最大出力は47W×4ch。Bluetoothも搭載するが、NX505とは異なりSiri Eyes Freeには非対応。

(中林暁)