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ケンウッド、約8,500円でFLAC再生/FM補完放送対応のカーオーディオ

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのカーオーディオとして、スマートフォンからの音楽再生や、FLAC再生、FM補完放送に対応したチューナを搭載した1DINサイズの「U300MS」を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,500円前後。

1DINサイズのカーオーディオ「U300MS」

 別売の「KCA-iP102」、もしくは「KCA-iP103」を使い、iPhone/iPodと接続し、音楽を再生可能。カーオーディオから再生・選曲操作ができるほか、iPhone/iPodからの操作も可能。接続中はiPhone/iPodの充電も行なう。対応機種は第1~第5世代iPod touch、iPod classic、第3~第7世代iPod nano、iPhone 3G/3GS/4/4S/5/5c/5s/6/6 Plus/。

 さらに、AndroidスマートフォンとのUSB接続も可能。Android OS 4.1/ Android Open Accessory Protocol 2.0(AOA2)に対応しており、独自のアプリ「KENWOOD Music Play」を使い、スマホ内の楽曲をアーティスト、アルバムなどの項目から選択・再生できる。

 再生可能なファイルはMP3/WMA/WAVに加え、FLACにも対応。USBデバイスに保存した音楽ファイル再生時に、データベースを付加して管理できるWindows用アプリ「KENWOOD Music Editor Light」も利用可能。フォルダの階層別に選択していく必要がなく、アルバム名やアーティスト名からダイレクトに曲目が選択できるようになる。

 圧縮音楽再生時には、カットされた高音域を補完するとともに、立ち上がり成分を復元し、「明るくリズミカルで、リアリティある音を再現する」という「SOUND RECONSTRUCTION」機能が利用可能。

 接続しているUSBデバイス内に複数のドライブがあった場合でも、再生したいドライブを簡単に選択できる。大量の音楽ファイルがあるユーザー向けには、「フォルダアップ/ダウンキー」も備え、フォルダ単位での検索も可能。

 iPhone/iPodに収録されている曲名やアーティスト名などの先頭1~3文字(英数文字)を入力して検索する「アルファベットサーチ」、ファイルやリストを本体に表示させてスクロールしながら選曲する「スキップサーチ」も用意。

 「iPodキー」を押せば、ソースをiPhone/iPodにすばやく切り替えられる「APP & iPod コントロールハンドモード」を搭載。インターネットラジオアプリ「TuneIn Radio」と「TuneIn Radio Pro」にも対応しており、iPhoneを介してネットラジオを聴く事もできる。

 ステレオミニ入力のAUX端子も装備。ソースで変わる音量レベルを調整する「ボリュームオフセット機能」も装備。利用しない場合は端子をホコリなどから保護できる。

 ロードノイズなどでかき消されやすい小さな音や低音を補強する「ドライブイコライザー機能」、迫力ある重低音を再現する「バスブースト機能」、小さい音量でも心地よい音を再生するという「LOUDNESS機能」も搭載。アンプ部には、最大出力は50W×4chのMOS-FETアンプを採用する。

 FM/AMチューナも備え、FMは、AMラジオのサイマル放送を行なうFM補完中継局に対応。99.0MHzまでのワイドFMが受信できる。

(山崎健太郎)