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AKG、ベンチレーションシステム搭載の小型イヤフォン。実売14,880円～
（2015/7/16 13:09）
ハーマンインターナショナルは、AKGの「Nシリーズ」のラインナップとして、小型ハウジングのカナル型イヤフォン「N20U」、「N20」を8月4日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格は、リモコン付きの「N20U」が15,880円、ストレートケーブルの「N20」が14,880円。
カラーバリエーションは、リモコン付きの「N20U」がブラック、シルバー、「N20」がブラック、ゴールドの2色。
高音質と高品質、優れたデザイン性を兼ね備えるという新シリーズで、「Nシリーズ」の「N」は、ドイツ語の「Neue(英語でnew)」に由来。“全く新しいプレミアムシリーズ”と位置づけられている。
カナル型イヤフォンのN20は、新開発の7mm径ダイナミック型ユニットを採用。振動板の振幅時に発生する背圧を最適化する「ベンチレーション・システム」を搭載し、小型ハウジングながら、ワイドレンジな再生と広々とした空間表現を実現したという。再生周波数帯域は20Hz～20kHz。感度は105dB/mW。インピーダンスは38Ω。
ハウジングには剛性の高いアルマイト処理を施したアルミニウム合金を採用。耐久性を高めるとともに、音質に悪影響を与える不要な振動を抑えている。
ハウジング部分から音筒が斜めに伸びる「アングルド・イヤチップ構造」を採用。耳の奥までしっかりと装着できるとする。
ケーブルにはハイブリッド・シース構造を採用。Yコネクタから下部には、柔軟性が高く断線しにくい布製被覆を、上部には衣類などの摩擦によるノイズを抑えるラバー被覆を採用している。
「N20U」には、スライドスイッチでiOS機器、Android機器と、動作モードが切り替えられる3ボタン式リモコンを装備する。ケーブルの長さはどちらのモデルも1.2m。ケーブルを省いた重量は18g。3サイズのイヤーピースやキャリングケースなどを同梱する。
音を聴いてみる
小さなハウジングに、小さめのユニットを搭載しているのだが、聴いてみると非常に音場が広く、ワイドレンジでバランスの良い音を実現している。ハウジングに大きめの穴を設ける、ベンチレーション・システムが効いているようで、小型ながら開放感のあるサウンドが楽しめるイヤフォンだ。
低域も量感があり、パワフルだが、下品なほどボンボンと膨らみはしない。AKGらしい、上品なバランスだ。一方で、音像の輪郭はクッキリと明瞭で、音の1つ1つの張り出しは強め。ライブの楽曲などを、パワフルかつ、広々とした音場で聴きたいというニーズにマッチしそうだ。