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デジタル放送推進のDpaと4K/8K放送のNexTV-Fが4月1日に合併

 デジタル放送推進協会(Dpa)と次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)の両団体は、4月1日に合併すると発表した。存続するDpaが、解散するNexTV-Fの権利義務全てを承継する。

 NexTV-Fの社員総会における承認決議は2月22日に終了。Dpaの社員総会での承認決議は2月26日に予定している。両団体は合併公告を掲載し、合併に対し異議のある債権者からの申し出を受け付けている。

 Dpaは、地上デジタル放送の普及促進を行なうD-paと、BSデジタル推進のBPAが統合して'07年4月より発足。アナログ放送からデジタル放送への移行に向けた活動などを進めてきた。

 NexTV-Fは、4K/8Kやスマートテレビなど次世代放送サービスの早期実現を目指し、総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」の報告をもとに、国内の産学官が集結した形で'13年に設立。4K/8K放送の実用化に向けたテストベッドの構築や検証なども行なっている。

 なお、既報の通りNexTV-Fが行なっている4K試験放送「Channel 4K」は3月31日に終了。サービス終了後は、無料で4Kコンテンツを放送するチャンネルとして運用することなどが検討されている。

(中林暁)