JEITA、2009年5月の電子機器国内出荷を発表

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2009年5月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。

　民生機器の出荷金額は前年同月比90.2%の1,944億円で、8カ月連続のマイナスとなった。また、地上デジタルテレビ放送受信機の5月の出荷実績は125万6,000台。

　映像機器の国内出荷金額は、前年同月比98.7%の1,364億円で4カ月連続のマイナス。音声関連機器は、同79.0%の107億円で、10カ月連続のマイナスとなった。

　5月のカラーテレビ全体(CRT+10型以上液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比120.8%の80万7,000台で、前月に引き続き2桁伸長を維持。なお4月より、10型以上液晶テレビとPDPを統合して、「薄型テレビ」(10型以上液晶+PDP)としている。

　DVDビデオは前年同月比64.1%の21万5,000台で14カ月連続の前年割れとなった。うち録再機は同56.3%の9万6,000台、再生機は同72.1%の11万9,000台で、録再機が14カ月連続、再生機が13カ月連続の前年割れとなっている。

　BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年比234.5%の19万3,000台と引き続き好調に推移。数量ベースで、DVDビデオと合わせた光ディスク市場全体の47%を占めた。なお、こちらも4月より、「次世代光ディスクレコーダ/プレーヤー」から「BDレコーダ/プレーヤー」に名称変更している。

　地上デジタル放送受信機の出荷実績は125万6,000台で、内訳はテレビが前年同月比125.0%の80万2,000台、単体チューナが同278.4%の2万9,000台、STBが同110.6%の12万8,000台。DVDレコーダが同58.0%の9万1,000台、BDレコーダが同217.2%の17万8,000台で、BDレコーダがDVDレコーダの出荷台数を上回っている。チューナ内蔵PCが同102.5%の2万9,000台。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は99.4%。

　参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2009年4月出荷台数は151万9,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2009年5月の出荷台数は10万3,000台。

　ビデオカメラは前年同月比102.2%の8万3,000台で、プラスに転じた。全体の7割を占めるハイビジョン対応機種が堅調に推移したのが要因としている。

　カーナビは前年同月比90.6%の33万2,000台で8カ月連続のマイナス。HDD他タイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は86.2%、13.8%。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□ニュースリリース(民生用電子機器国内出荷統計)
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2009/ship_05.htm
□ニュースリリース(地上デジタルテレビ)
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/digital/2009/pdf/200905digital.pdf
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090526_170154.html