AudioQuest、USB DAC兼ヘッドフォンアンプ参入

「DRAGONFLY」というUSB接続のDAC兼ヘッドフォンアンプ

　ディーアンドエムホールディングスは、米AudioQuestのiPod Dock対応デジタルケーブルや、オーディオ用Ethernetケーブルを2月より順次発売する。また、2月15日には都内で発表会も開催。その中で、PCとUSB接続する、DAC内蔵ヘッドフォンアンプ市場に参入する事も明らかにした。

■DAC内蔵ヘッドフォンアンプ市場に参入

AudioQuestのSteve Silberman氏

　発表会の中で、AudioQuestのSteve Silberman氏が明らかにしたもの。「DRAGONFLY」という製品で、USB接続のDAC兼ヘッドフォンアンプになるという。6月頃の発売を予定しており、日本でも6月～7月の発売が見込まれている。詳細な仕様や価格は発表されていない。

　公開されたのは製品画像のスライドのみだが、USBメモリのような小型形状の製品になる模様。USBコネクタと、その反対側にステレオミニと見られる出力を備えている。

　また、「DRAGONFLY」(トンボ)という製品名の通り、トンボのシルエットがデザインされており、量子化ビット数/サンプリング周波数の動作モードが変わると、このシルエットが違う色で光るというユニークな機能も付いているとのこと。

■iPod Dock対応デジタルケーブル

　iPodのDock端子に接続し、デジタル信号を出力できるケーブルで、反対側の端子はUSBになっている。ラインナップは以下のとおり。各モデルで導体と端子部の仕上げが異なるほか、上位2モデルには絶縁体に電圧をかけることで安定した状態の保持を図る「ダイエレクトリック・バイアス・システム」(DBS)を採用。いずれも72VのDBSを搭載している。

USB Carbon	ダイエレクトリック・バイアス・システム(DBS)

■オーディオ用Ethernetケーブル

　カテゴリ7のEthernetケーブル。ネットワークオーディオなどでの使用を想定しており、同社のオーディオ用ケーブルと同様の導体を採用しているのが特徴。

　最上位の「Ethernet Diamond」は、独特の形状を持つEthernetコネクタを採用しているが、ドイツのメーカーのもので、「世界中のコネクタをテストした結果、音質や接続の確実性などで選択した」という。

右が最上位の「Ethernet Diamond」、左がEthernet Cinnamon	「Ethernet Diamond」はドイツのメーカーの端子を採用している

　バリエーションもオーディオ用ケーブルと同じように用意しているが、低価格モデルの「FOREST」にもシルバーコーティングを行なうなど、微妙にオーディオケーブルと異なる部分もある。

　また、「Ethernet Diamond」は、絶縁体に電圧をかけることで安定した状態の保持を図る「ダイエレクトリック・バイアス・システム」(DBS)も採用している。

■光デジタルケーブル

Cinnamon OPTILINK

　2月から順次発売予定のケーブルで、上位モデルは3月以降の発売を予定している。「端子部の先端をミラーのように平面にしているのがこだわり」というモデルで、ファイバー内の光の分散を減らすための技術も投入しているという。