JVA、2012年6月のビデオソフト売上速報を発表

2012年6月度媒体別売上構成比(内円が金額、外円が数量)

　日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2012年6月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比90.2%の222億2,700万円で、2012年では3月に次いで2番目に高い実績となった。売上本数は同90.0%の705万枚。

　2012年6月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比101.2%の53億4,800万円、ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は24.1%。数量は同109.4%の135万6,000枚で、数量の構成比は19.2%。

　BDビデオの内訳は、販売用の売上額が前年同月比101.0%の50億300万円、数量は同99.5%の112万9,000枚。レンタル店用は売上額が同103.3%の3億4,000万円、数量が同216.8%の22万5,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比87.2%の168億7,900万円で、数量は同86.3%の569万4,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比83.0%の112億8,800万円で、2012年で最も高い実績を記録。数量は同80.3%の341万4,000枚だった。レンタル店用は売上額が同96.3%の55億600万円で、数量が同97.4%の226万2,000枚。

　2012年6月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比84.8%の201タイトル、レンタルは同89.3%の25タイトル。新作DVDは販売用が同101.6%の440タイトル、レンタルは同149.5%の565タイトルだった。

　なおJVAによると、速報段階における2012年上半期(1月～6月)の累計は、ビデオソフトの総売上金額が1,212億7,900万円で前年同期比97.3%となった。このうちBDが319億800万円で134.8%と好調に推移。DVDの売上金額は893億7,100万円で同88.6%だった。ビデオソフトにおけるBDとDVDの割合は26.3対73.7。BDとDVDを合わせた販売用売上額の前年同期比は99.2%で、レンタル店用は同93.2%だった。