ニコン、1/1.7型裏面照射CMOS/フルHD対応デジカメ

COOLPIX P7700

　ニコンは、フルHD動画撮影に対応し、裏面照射型CMOSセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7700」を9月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。カラーはブラック。

　コンパクトデジタルカメラでは大型の撮像素子となる1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。有効1,219万画素で、ISO 6400相当(Hi 1選択時)までの高感度撮影に対応する。

　レンズは35mm換算で28～200mm相当/F2～4の光学7.1倍ズームレンズを搭載。7枚羽根絞りやレンズシフト方式の手ブレ補正(VR)機能、内蔵NDフィルターも搭載する。露出モードは4つのプログラムオートとユーザーモード(±3段の範囲で1/3段刻み)を用意。手ブレ/ノイズ低減で解像感の高い画像が得られ、暗所撮影時の画質も向上するという。また約2cmまで被写体に迫れるマクロ撮影が可能。

　動画は1080/30pの撮影が可能。フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264で、音声はAACステレオ。ファイル形式はMOV。撮影モードはHD 1080p(1,920×1,080/30fps)、VGA(640×480/30fps)、HS 120fps(640×480)、HS 60fps(1,280×720)、HS 15fps(1,920×1,080)から選択可能。動画撮影時も手ブレ補正が利用でき、風切り音低減も可能。また、新たにシャッタースピードや絞り、ISO感度などを自由に設定できるカスタム動画モードを搭載した。

　液晶モニタはバリアングル方式の3型TFTで、反射防止コート仕様。またミニHDMI端子を備え、別売のケーブルでテレビなどに最大1080iで出力可能。AV出力や外部マイク端子も搭載する。記録メディアは最大128GBまでのSDXC/SDHC/SD。

　内蔵フラッシュに搭載しているコマンダー機能と別売の外付けフラッシュを利用することで、ニコン独自のスピードライトシステムに対応。マスター(主灯)とリモート(補助灯)を個別に制御できるアドバンストワイヤレスライティングも可能で、多彩なフラッシュ撮影が行なえるという。また撮影時の位置情報を記録できる別売GPSユニット「GP-1」にも対応する。

　約0.9秒で起動可能。バッテリはリチウムイオンの「EN-EL14」で、電池寿命は静止画撮影時約330コマ、動画撮影時で約1時間10分(HD 1080p時)。外形寸法は118.5×50.4×72.5mm(幅×奥行き×高さ)。バッテリやメモリーカードを含めた重量は約392g。

前面	背面	バリアングル液晶を開いたところ

COOLPIX S6400

　同じく新モデルとして、フルHD動画撮影に対応する「COOLPIX S6400」も9月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはグロッシーレッド、クリスタルシルバー、ライラックパープル、スマートブラック、ターコイズブルー。

　有効1,602万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー、35mm換算で25～300mm相当/F3.1～6.5の光学12倍ズームレンズを搭載。3型モニタはタッチパネル操作に対応する。カメラを向けるだけで被写体にピントを合わせる「ターゲットファインドAF」や撮影画像の編集ができる「クイックエフェクト」機能などを採用。動画撮影は最大1080/30pまで対応する。

　記録メディアは最大128GBまでのSDXC/SDHC/SD。ミニHDMI端子とAV出力を搭載する。外形寸法は95.4×26.7×58.6mm(幅×奥行き×高さ)で、バッテリやメモリーカードを含めた重量は約150g。タッチペンなどが付属する。