ナスペック、WireWorldの新スピーカーケーブル11モデル

スピーカーケーブルPlatinum Eclipse 7
シングルワイヤ(上)、バイワイヤ(下)

　ナスペックは、米WireWorldの「シリーズ7」にスピーカーケーブルとデジタルケーブルの新モデルを追加。10月1日に発売した。価格は、スピーカーケーブルの最上位「Platinum Eclipse 7」のシングルワイヤ接続用1.5mが1,281,000円、バイワイヤ接続用1.5mが1,296,750円。デジタル音声ケーブル「Gold Starlight 7」(RCA/BNC/XLR)の0.5mが42,000円など。

　シリーズ7の共通の特徴として、ケーブルの絶縁体にテフロンを含んだ独自のコンポジット誘導体素材「Composilex 2」を採用。コンダクター(ケーブル内のメタル部分、導体)を包み、摩擦電気ノイズを最小限に抑えるとしている。既にシリーズ7のHDMIケーブルやUSBケーブルが発売されており、今秋から今冬にかけて、TOSLINK(光デジタル)ケーブルや、ジャンパーケーブルなどもモデルチェンジされていくという。

スピーカーケーブル

　スピーカーケーブルは、最上位のPlatinum Eclipse 7を含む全11モデルをラインナップ。それぞれ導体の素材や本数などが異なっている。「Horizon」以外の10モデルでは、ケーブル構造に8組または4組のDNA Helix designを採用。らせん状に配置されたフラット構造により、ケーブルを曲げても導体が均一の長さを保ちながら捻じれるため、内部の間隔を均一に保ち、信号ロスなどを防ぐとしている。また、ネジ止め式端子のUni-Term Systemを導入し、Yラグとバナナプラグを簡単に交換できる。

　ケーブルの導体は、8組構造のPlatinum Eclipse 7がOCC Solid Silver(高純度銀)で本数は9AWG×144本。Gold Eclipse 7がSolid Silver(純銀)で11AWG×96本。Silver Eclipse 7がOCC Silver-Clad Copper(高純度銅)で10AWG×96本。4組構造のEquinox 7がOCC Copper(高純度銅)で12AWG×72本。Solstice 7がOFC(無酸素銅)で13AWG×40本。また、フラット形状を採用するHorizonは、導体がOFCで16AWG×20本となっている。ラインナップと価格は記事の最後の表に記載する。

Gold Eclipse 7
シングルワイヤ(上)、バイワイヤ(下)

Silver Eclipse 7
シングルワイヤ(上)、バイワイヤ(下)

Equinox 7
シングルワイヤ(上)、バイワイヤ(下)

Solstice 7
シングルワイヤ(上)、バイワイヤ(下)

Horizon

RCA/BNC/XLRデジタル音声ケーブル

　デジタル音声ケーブルは、Gold Starlight 7、Silver Starlight 7、Starlight 7の3モデルをラインナップする。こちらも同様に、DNA Helix designのケーブル構造を採用。端子は、Gold Starlight 7がRCA(アンバランス)/BNC(アンバランス)/XLR(バランス)、Silver Starlight 7とStarlight 7がRCA(アンバランス)/BNC(アンバランス)から選択可能。端子による価格の違いはない。なお、デジタル音声ケーブル最上位のPlatinum Starlightと、Starlightは仕様変更されず、継続して販売される。

　ケーブルの導体は、Gold Starlight 7がOCC Solid Silver/26AWG。Silver Starlight 7とStarlight 7がOCC Silver-Clad Copper/26AWGを使用。シールドは、Gold Starlight 7とSilver Starlight 7がOCC Silver-Clad Copper+Copperホイールシールドで、Starlight 7がSilver-Clad OFC+Copperホイールシールド。

Gold Starlight 7
RCA(上)/BNC(中)/XLR(下)

Silver Starlight 7
RCA(上)/BNC(下)

Starlight 7
RCA(上)/BNC(下)

【スピーカーケーブル】

【デジタル音声ケーブル】