'14年のビデオソフト売上は前年比約1割減。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は3日、2014年12月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比83.9%の249億600万円、売上本数は同92%の835万5,000枚で、金額・枚数とも前年同月を割り込んだ。

　また、2014年の年間累計速報値も併せて発表。ソフト全体の売上金額は、前年比91.1%の2,288億1,500万円だった。BDビデオ全体の売上金額は同103.2%の914億1,700万円と微増したが、DVDビデオは同84.5%の1,373億9,800万円で減少となり、ソフト全体でもマイナスとなった。なお、本報告は3月中旬頃発表予定としている。

　2014年12月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比86.6%の101億2,600万円で、数量は同90.1%の215万2,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は40.7%で、数量の構成比は25.8%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比86%の96億7,800万円、数量は同86.7%の189万5,000枚。レンタル店用は売上額が同100.9%の4億4,600万円、数量が同127.2%の25万6,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比82.1%の147億8,000万円。数量は同92.7%の620万3,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比70.8%の88億700万円、数量は同87.1%の363万7,000枚となった。レンタル店用は売上額が同108%の59億2,400万円、数量は同103.3%の254万5,000枚。

　BDとDVDを合わせたビデオソフト全体では、販売用の売上が184億8,500万円で前年同月比78%、レンタル店用は63億7,000万円で同107.5%と伸長した。販売用の売上金額の割合は、BD：DVDが52.4：47.6となり、BDがDVDを上回っている。

　2014年12月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比105.2%の383タイトル、レンタルは同62.2%の23タイトル。新作DVDは販売用が同99.2%の620タイトル、レンタルは同70.6%の456タイトルとなっている。