第154回:JVC「DLA-X70R」別表

~カラープロファイルなど~



 


 

カラープロファイルのプリセット
フィルム1キセノンランプをKODAK製フィルムに透過させて得られる色空間をシミュレートしたモード
フィルム2キセノンランプをFUJIFILM製フィルムに透過させて得られる色空間をシミュレートしたモード
シネマ1DCI規格準拠の色空間モード
シネマ2ビクター作成の映画向き色域モード
スタンダードHDTV色空間(sRGB相当)
アニメ1明るい色彩再現に特化したCGアニメ向きモード
アニメ2淡い色の再現に注力したセルアニメ向きモード
ビデオテレビ向けコンテンツ向きモード
VividRGB-LEDバックライトを使用した液晶テレビライクな色空間再現
AdobeAdobe RGB準拠の色空間モード
ステージ音楽ライブ、オーケストラ、オペラ、舞台などに適したモード。スタンダードよりも彩度は高め
3D3Dメガネを通して見たときに破綻しない調整を行なった色空間モード
【カラープロファイルによる画質の違い】
画調モード「シネマ」、カラープロファイル=シネマ1画調モード「シネマ」、カラープロファイル=シネマ1画調モード「シネマ」、カラープロファイル=スタンダード

 



ガンマのプリセット
ノーマル基準設定
フィルム1KODAK製フィルムの階調特性をシミュレートしたモード。暗部の階調はやや沈み込ませ気味
フィルム2FUJIFILM製フィルムの階調特性をシミュレートしたモード
フィルム3フィルム1に対して暗部階調をやや持ち上げたモード。いわばフィルム1の暗部階調重視モード
フィルム4フィルム2に対して暗部階調をやや持ち下げたモード。いわばフィルム2のコントラスト強調化モード
A(3D)3D向けの標準モード
B(3D)3D向けの明るさ重視モード。デフォルトではこちらが採択されている
Aノーマルに対して暗部階調をやや持ち上げたモード
Bフィルム向けS字曲線ガンマカーブ
CBに対して、暗部を持ち下げ、明部を持ち上げたモード
Dノーマルに対して中間階調に多くの輝度を振った中明色重視モード
【ガンマプロファイルによる画質の違い】
画調モード「ナチュラル」、色温度=ノーマル画調モード「ナチュラル」、色温度=A画調モード「ナチュラル」、色温度=B
画調モード「ナチュラル」、色温度=C画調モード「ナチュラル」、色温度=D

 



色温度のプリセット
Xenon1フィルム映写機で使用されるキセノンランプ色をシミュレートしたモード。赤みを帯びており色温度は一番低い
Xenon2デジタルシネマ用プロジェクタで使用されるキセノンランプ色をシミュレートしたモード。Xenon1よりも赤みが低減
Xenon3Xenon2から色温度を上げたモード。白は純白に近い発色になる
【色温度プロファイルによる画質の違い】
画調モード「フィルム」、色温度=xenon1画調モード「フィルム」、色温度=xenon2画調モード「フィルム」、色温度=xenon3

[記事ページへ戻る]

(2012年 1月 6日)

[Reported by トライゼット西川善司]

西川善司
大画面映像機器評論家兼テクニカルジャーナリスト。大画面マニアで映画マニア。本誌ではInternational CES他をレポート。僚誌「GAME Watch」でもPCゲーム、3Dグラフィックス、海外イベントを中心にレポートしている。映画DVDのタイトル所持数は1,000を超え、現在はBDのコレクションが増加中。ブログはこちらこちら。近著には映像機器の仕組みや原理を解説した「図解 次世代ディスプレイがわかる」(技術評論社:ISBN:978-4774136769)がある。