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NHK「庵野秀明スペシャル」を見逃した人へ、「NHKプラス」の使い方
2021年3月23日 11:16
(C)NHK
昨晩、3月22日の午後7時30分からNHK総合で放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」庵野秀明スペシャル。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が完成するまでの苦悩に密着し、SNSなどでも大きな話題となっている。一方で、「見逃した」「見たい」「録画していなかったけどもう一度見たい」という人も多いようだ。そこで、NHKが昨年から開始している契約者向けのインターネットでのサイマル配信&見逃し配信サービス「NHKプラス」の使い方を簡単に紹介する。
NHKプラスは簡単に言うと、NHKの地上放送テレビ番組(総合テレビやEテレ)を、インターネットで同時配信する「常時同時配信」と、配信したそれらの番組を放送後1週間いつでも見ることができる「見逃し番組配信」を組み合わせたものだ。
PCまたはスマートフォンのWebブラウザ、またはiPhone/Android向けアプリで視聴できる。具体的には、スマートフォン、タブレットでは、Android 6以上、iOS 10以上。パソコンの推奨OSは、Windows10 Ver.1909以降(ブラウザはMicrosoft Edge/Google Chrome最新版)、macOS(Safari/Google Chrome最新版)。なお、Internet Explorerは使用できない。
ここではスマホアプリの使い方を例に挙げるが、PCのブラウザでも基本的な利用開始の流れや使い方は同じだ。今回はAndroid版アプリをインストールする。
アプリを起動すると、すぐに現在放送されているNHK総合の番組がスマホに表示される。ただ、この状態では画面の右下に「受信契約の状況を確認させていただきます」という趣旨のメッセージが表示される。テレビを買った時に、BS放送を表示すると「受信機設置のご連絡のお願い」というメッセージが表示されるが、あれと同じようなものだ。
このままでも番組の内容は把握できるが、やはり番組は見にくいし、なにより今回のメインとなる「見逃し配信」は、受信契約状況の確認をしてログインしなければ利用できない。
(C)NHK
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すぐに見逃し番組の視聴が可能に
「なんだ、すぐには見逃し配信は使えないのか」と思いがちだが、意外に登録から利用開始までは時間がかからない。まず、ログインをうながすボタンをタップすると、アプリ内のブラウザでログインページへと移動。「はじめての方はこちら」を押して移動すると、登録画面となる。
なお、このサービスは、テレビ放送の補完として実施するもので、受信契約者と生計を同一にする人は、追加負担なく利用できる。1アカウントで最大5つの同時ストリーミングが可能だ。例えばお父さんが受信契約をしていたら、お父さん本人に加え、奥さん、子供、おじいちゃん、おばあちゃんも全員同時に使える。
登録完了までのステップは、「メールアドレスの入力」、「受信契約情報の入力」、「確認コードの入力」の三段階。しかし、「確認コードの入力」はNHKからハガキが届いてから。二段階目が終われば、すぐにメッセージ無しの画面でサービスが利用でき、見逃し配信も視聴できる。「今日、プロフェッショナル 仕事の流儀が見たい」と思っていた人には、ここが大きなポイントだ。
規約を読んで同意してからメールアドレスを入力すると、NHKからメールが届く。そのメールに書かれているアドレスにジャンプし、登録作業を継続。「NHKプラスのID」や「パスワード」の設定、「受信契約者氏名」、「住所」、「電話番号(任意)」、「お客様番号(任意)」などを入力する。
これらの情報を入力すると、すぐにサービスが正式に利用できるようになり、先程の画面上のメッセージが消え、見逃し番組の視聴も可能になる。試しに「キーワード」検索に「庵野」と入力すると、「プロフェッショナル 仕事の流儀」がヒット。スマホで昨晩の番組を見ることができた。
(C)NHK
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なお、前述の通り登録から1～3週間後にNHKからハガキが届く。その案内に沿ってマイページ内の入力画面に入り、「確認コード」を入力すると、全ての作業が完了。期限内に確認コードを入力しないと、画面にまたメッセージが表示され、見逃し番組は視聴できなくなるというカタチだ。
もちろん、「プロフェッショナル 仕事の流儀」以外にも、見逃し配信には多くの番組が用意されている。また、既報の通り今年の3月から各地域のNHKで放送した地域番組が観られる「ご当地プラス」のサービスも開始されており、「仙台だけで放送した番組」「関西だけで放送した番組」など、地域限定で放送された番組が見逃し配信で観られるようにもなっている。
これを機に、「NHKプラス」をじっくり楽しんでみよう。
