いまどきのワイヤレスは、じつはスゴい!

ソニーマーケティング株式会社 メディア・バッテリー&AVペリフェラルビジネス部 AVペリフェラルMK課 野崎雄大氏

 ケーブルという鎖にとらわれることなく自由に、軽やかに、心地よく音楽を楽しめるワイヤレスヘッドホンが売れている。音楽をスマホで聴くスタイルが当たり前のいま、音楽を聴きながらハンズフリー通話ができるメリットも想像以上に大きい。

 しかしなかには、Bluetoothヘッドホンはいまひとつ……と購入に二の足を踏む人がいるのも事実。音質が悪い、接続がすぐ切れるし操作が面倒、バッテリーの持ちが悪く重い。そういうイメージを持っている人がいまだいる。

 たしかに、Bluetooth登場初期にはこんな不満がよく語られていたのも事実。だが、食わず嫌いせずに現在の、なかでもソニーのヘッドホンに触れてみてほしい。大昔のネガティブイメージなど欠片もないばかりか、これぞまさしくヘッドホンの理想型!? と感激させてくれる場面に必ずや出合えるはずだ。最新ワイヤレスヘッドホンのスゴさを、ソニーマーケティングの野崎雄大氏にうかがってみた。

ワイヤレスヘッドホンが主役に!

 「Bluetooth接続ヘッドホンの販売金額構成比を価格帯別に見てみると、比較的高価格帯にあたる1万円以上のモデルのシェアは、2012年11月時点でヘッドホン市場全体の約20%未満(※)でしたが、現在は約2倍(※)になっています」(野崎氏)

ワイヤレスヘッドホンの人気が高まっている

 しかしなぜ、ここまで急激にワイヤレスファンが増えているのだろうか。野崎氏によると、AACやapt-xといった高音質コーデックの登場とともに、高音質を意識したモデルが投入されてきたこと、音途切れが大幅に改善されたこと、さらに、バッテリーの持ちがよくなり使い勝手が向上したことが主な理由だという。

(※ソニー調べ)

LDAC搭載で、ハイレゾ音源も高音質再生!

「MDR-1ABT」で聴くLDACサウンドは、以前のBluetoothモデルに比べ空気感や湿度感の表現がダン違い。爽やかに伸びる高音は絹のように繊細な肌ざわりで、一切の曇りもなくクリアそのもの。装着感のよさも特筆モノ

 Bluetoothで高品質なオーディオデータを伝送するためのプロファイル群、A2DPの標準コーデックであるSBC(SubBand Codec)は、音質、音途切れ、ノイズ、音の遅延などに物足りない部分が多かったのも事実だが、AACやapt-xと呼ばれるコーデックでそれらの問題が大きく改善されているという。

 「ソニーの『LDAC』によって、ハイレゾ音源も高音質で、音途切れやノイズを大幅に抑えながら再生できるようになりました。これが大きいですね。圧縮によって失われた高域信号を補完できる『DSEE』搭載モデルなら、より伸びがよく広がりのある自然な音で音楽を楽しめます。いままで以上に音にこだわりたい人に最適です」(野崎氏)

 LDACの詳細についてはこちらの記事をご確認いただくとして、そもそも音質の良さには定評があったソニーのワイヤレスヘッドホンが、ますます高音質の伝送能力を身に付けたわけだから、評判にならない方がおかしいとも言える。では、音途切れやノイズ、音の遅延についてはどうだろうか。

 LDACは、標準モードに加え、さらなる高音質を追求した音質優先モードと、従来のコーデックより高音質でありながら通信環境が悪い場所でも音途切れしにくい接続優先モードを設定されている。ヘッドホンを装着したままトイレやキッチンなど家中を歩き回っても、アウトドアや通勤・通学の電車内などでも快適な音楽鑑賞が楽しめる。また、音の遅延が大幅に改善されているため、ゲームや動画のサウンド再生にもオススメだ。

バッテリーが長持ち! 簡単に接続! ラインアップが豊富!

 これだけの高音質を持ちながら、バッテリーが長持ちするという点も、ソニーのワイヤレスヘッドホンの特徴だ。装着感や軽さはBluetooth初期のモデルから格段に向上しているにも関わらずである。

 連続再生時間は、ボックスレスモデルの「MDR-AS600BT」でも約8.5時間、高音質モデルの「MDR-1ABT」では約30時間もの長時間を実現。アウトドアや出張で利用する場合はもちろんだが、自宅でもバッテリー切れに必要以上に気を使うことなく、毎日気軽に使えるはずだ。

 気軽に使えるという点では、「NFC」の搭載も見逃せない。従来のBluetooth機器は、ペアリングモードをONにし、端末の画面から検索・接続しなければならなかった。しかしNFC搭載モデルなら、端末同士をワンタッチさせるだけで自動的に電源ONからペアリングまで済ませられるから便利度は特大だ。もちろん、音途切れのストレスも解消されている。

 「アウトドアではヘッドホンで、自宅では『SRSシリーズ』などのアクティブスピーカーで、など再生機器の切り替えもウォークマンやスマホをタッチするだけで行えますし、ソニーなら8台までペアリングできますから、PCやタブレット、ゲーム機などのと接続も便利で簡単。ウォークマンで音楽を聴きながらスマホで通話することも可能です」(野崎氏)

 これら機能面・性能面の進化に加え、ユーザーの使い方に合わせて多彩なモデルをラインアップしている点も、ワイヤレスヘッドホン人気が急激に拡大している理由だろう。とくに、ソニーのラインアップはじつに充実している。

MDR-1ABT
MDR-XB950BT
音質を徹底的に重視される方にオススメのLDAC対応の高音質モデル。ハウジング背面はタッチセンサーコントロールパネルになっている エレクトロ・ベース・ブースター搭載で、迫力の重低音が魅力のモデルだ
MDR-AS600BT
MDR-AS800BT
ハウジング内にコントロールボックスを搭載した軽量防滴モデルMDR-AS800BTはスポーツスタイルと通常スタイルの2つのリスニングスタイルで楽しめるのも魅力だ
MDR-EX31BN
MDR-ZX770BN
ノイズキャンセリング機能付きで、交通機関内や雑踏など周囲の騒音が大きな場所で快適に音楽を楽しめる
MDR-ZX330BT
SBH50
SBH20
通勤通学などで気軽に使いこなしたい人には、フラットに折り畳める「MDR-ZX330BT」やFMチューナー内蔵の「SBH50」、4色から選べるスタイリッシュな小型モデル「SBH20」を用意

ワイヤレスなら、ライフスタイルが変わる!

 サウンドも使い勝手も一切妥協したくない、こだわり派のAV Watch読者なら、ヘッドホンがワイヤレスになると毎日がどう変わるのか、メリットがいくつも思い浮かぶことだろう。

 「スマホをデスクトップに置き、ケーブルを気にせず音楽を聴きながらキッチンやトイレに行ける気軽さは、一度体験するともう元には戻れません。移動中やスポーツ中にケーブルが引っ掛かってヘッドホンが外れたり、携帯中にバッグの中でケーブルがこんがらがるイライラも解消できますし、なにより音質がいいともっともっと音楽を聴き続けていたくなります。ワイヤレスは絶対にオススメです」(野崎氏)

 聴きたいときに自由に音楽を聴ける楽しさと便利さは、いままでのリスニングスタイル、ライフスタイルを大きく変える力になってくれるはず。Wi-FiによるLAN接続や無線によるインターネット接続が当たり前になったように、ヘッドホンもワイヤレスが主役に。そんな時代はすでに訪れている。

音質にこだわるAV Watch読者が本音レポート!

 いくら言葉で「音が良い」と説明されたところで、実際に聴いてみなければ真実は分からない。そこで、音にうるさいAV Watch読者がソニーのBluetoothヘッドホン&イヤホンを実体験チェック。サウンドや使い勝手について気付いたこと、感じたことを語ってもらった。ユーザー目線でのレビューだから、購入時の参考になること間違いなしだ。

MDR-1ABTをチェック
現時点で世界一のワイヤレス音質

(東京都 竹田裕一郎さん)

 学生の頃から音楽が好きで、新機能や新技術を搭載した製品が出ると、あれこれ購入してきました。Bluetoothというと音質よりも利便性を優先している印象でしたが、この製品では従来のものより高音の抜けが圧倒的に良好です。フェードアウトしていく際の残響音もバツグンで、余韻が長く残るのもいいですね。aptXとLDACの差は想像以上のものでした。もともとウォークマンNW-A17でのLDAC対応のアップデートを待っていたのですが、今回はNW-ZX2もお借りできたので、贅沢な聴き比べをすることができました。ハイレゾ音源ではNW-ZX2のほうが格段に音質が良く、プレイヤーの性能差まではっきり確認できます。ワイヤレスで音楽を楽しむのなら、MDR-1ABTとNW-ZX2は、現時点では世界一よい音を楽しめる組み合わせではないでしょうか。

MDR-1ABTをチェック
こんな音があったのか、と驚きです

(福岡県 bonkuraさん)

 学生の頃から音楽を聴くのが好きで、カセットデッキの時代からAV機器の進化と共に、現在のヘッドマウントディスプレイまで、さまざまなオーディオ機器を使ってきました。今回モニターする前までは、MDR-1RBTMK2とNW-ZX1を有線接続にてハイレゾ音楽を楽しんでいましたが、MDR-1ABTとNW-ZX2で松田聖子さんのハイレゾ音源『Seiko Matsuda Best Ballad』をLDAC環境で試したところ、こんな音があったのか、と驚いています。音の広がり感がものすごく、ベースなどの低音は非常に締まりが出ていて、NW-ZX1の音が少しぼやけていると感じるほどですね。また私の書斎はさまざまな電波が飛び交う環境なのですが、音の途切れもまったくなく快適に音楽を楽しむことができましたね。

MDR-AS600BTをチェック
ランニング中ストレスがなくなった

(東京都 dashoさん)

 スポーツジムでトレーニングしているときに満足できるワイヤレスヘッドホンを探していました。日頃はドライバー口径が13mmのモデル等を使っていますが、MDR-AS600BTは9mmなので、ちょっと音の迫力が足りない感じがしますが、音途切れもないですし、このサイズ感を考えるとすごく良い音を出してくれていると思います。何よりもロングイヤーピースがきちんと耳の奥まで入って、ずれ落ちず遮音性も高いので、ボリュームを上げずに聴き取れることがありがたいです。これまで感じていたストレスが一気に解消されたので、ランニングなどのトレーニングがとても快適になりました!

(辻村多佳志)

関連情報

関連記事

 記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。/記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。/記事 、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。/無断転用・転載は著作権法違反となります。/必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。