「NABリアルタイムレポート」 Panasonic編:DVD-R/RAMドライブは夏頃リリース |
Panasonicブースのプラズマディスプレイ使用オブジェ「YURAGI」 |
会場:Las Vegas Convention Center
Sands Expo Center
■ DVD-R/RAMコンボドライブ
DVD-R/RAMコンボドライブ「LF-D311」 |
同製品はATAPI接続の内蔵型ドライブで、型番は「LF-D311」。米では7月頃に出荷開始される見込みだが、価格は未定。2.6/5.2/4.7/9.4GBの各DVD-RAMディスク、そしてDVD-R(DVD-R for General Ver.2.0)の書き込みが行なえるのが特徴。このほかCD-ROM、CD-R/RWの読み出しが行なえる。
平均シークタイムは、DVD-RAMの場合が95ms(4.7GBディスク)、DVD-Rで80ms。平均アクセスタイムはDVD-RAMが155ms、DVD-Rが110msとなっている。CD-R/RWは、マルチセッションおよびマルチリードに対応。読み出しはDVD-ROMが最大6倍速、CD-ROMが最大24倍速。
会場では、DVD-RAMを使ったDVCPRO HDカメラの活用法を紹介する「DVD-RAM HD Server」と、ソフトウェアMPGE-2エンコーダ「Apollo d2d」の2つのデモコーナーにさりげなく置かれていたのみで、あまり大き取り扱われていなかった。また、展示されていたドライブも、試作品らしく、記録・再生のデモンストレーションは行なわれていなかった。
■ SDメモリカードを使用したMPEG-4再生システム
携帯電話のモックアップも出品 | リアルなプレビュー画面 |
国内同様、同社製のDV、デジタルカメラ、ビデオプリンタなどが並べられたほか、カード型のビデオカメラや動画ビューアのモックアップも展示された。まるでPC系のイベントのような見た目となっていたが、台座にマジックテープで貼られた出品物を、はがしてまで手に取ってみる来場者も現われるなど、なかなかの盛況ぶりとなった。
その「SD WORLD」の中でも注目は、「MPEG-4 SD Video」と名付けられた一角。これは、DV画像をPCに取り込んで編集した後、SDメモリカードに保存、SDメモリカードスロットを備えた携帯電話で再生するというもの。ただし、今回のデモではDVからIEEE 1394などで直接取り込むのではなく、コンポジットに変換してからPCへ入力していた。
また、携帯電話はモックアップのため、再生はPC内の専用ソフトで行なわれていた。このソフトは、国内外ともに初めての出品だという。動画フォーマットにはMPEG-4を採用。FOMAなどの次世代携帯電話規格をターゲットとしており、ブースにはSDメモリカードスロットを装備した携帯電話のモックアップも置かれていた。
□NAB2001のホームページ(英文)
http://www.nab.org/conventions/nab2001/attendees/exhibitors.asp
(2001年4月26日)
[orimoto@impress.co.jp]
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