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- 第15回目の羅針盤は「プロジェクタについて」

今回は360人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。※なお、複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります

問1:どんな方式のプロジェクタを使っていますか?
   (複数回答)
 人数比率
透過型液晶239人 66%
DLP96人 26%
3管CRT28人 7%
反射型液晶(D-ILA、LCOSなど)6人 1%
その他1人 1%


問2:主に使用しているスクリーンのサイズはどのくらいですか?

 人数比率
60型以下12人 3%
60型~80型未満40人 11%
80型~100型未満164人 45%
100型~120型未満118人 32%
120型~140型未満22人 6%
140型~160型未満4人 1%
160型~180型未満0人 0%
180型~200型未満0人 0%
200型以上0人 0%


問4:主に使用しているスクリーンのアスペクト比は?

 人数比率
16:9178人 49%
4:3142人 39%
両対応のスクリーン32人 8%
その他8人 2%


問5:プロジェクタの設置方法は?

 人数比率
床・台置き132人 36%
擬似天吊り119人 33%
天吊り100人 27%
その他11人 3%


問6:何を接続していますか?
   (複数回答)
 人数比率
DVDプレーヤー328人 91%
アナログチューナ(ビデオデッキなどを含む)193人 53%
デジタルチューナ143人 39%
PC132人 36%
ゲーム機126人 35%
LD121人 33%
その他25人 6%


■ 透過型液晶が7割に迫るシェアを獲得

 今回は、ホームシアター憧れの表示デバイス・プロジェクタについて質問した。投票総数は360人と、DVDレコーダなどを取り上げた回と比べると少なめだが、新規に購入したというメッセージや、熱いこだわりなどが多く寄せられ、一般への普及が進むプロジェクタの元気の良さを感じるアンケート結果となった。

 プロジェクタの方式は、透過型液晶が最も多い66%(239人)で7割に迫るシェアを獲得。2位のDLPの26%(96人)を大きく上回る。低価格化が進んだことや、サイドショット、レンズシフトなどの機能が搭載されたことで、家庭に入り込みやすくなっているようだ。

 液晶プロジェクタに対し、ホームユースの単板式DLPプロジェクタは普及率では半分以下という結果となった。寄せられたご意見の中でもカラーブレーキングに対する不満や、3板式の低価格モデルを待ち望む声が多い。

 3位は3管CRTが7%の28人。シアター歴の長い人が目立っており、10年以上愛用しているというケースもあった。また、液晶プロジェクタの購入を検討していたが、3管式の製造停止が相次いだこともあり、中古で掘り出し物を購入したという体験談も寄せられている。中にはソニーのVPH-D50QJ(発売時140万円)を10万円で購入したというケースもあったが、「環境整備にかなりの追加投資がかかり、結局家を改築するところまでいってしまった」という後日談も。

 なお、3管式のユーザーは画質の良さに満足していると答える人が多いが、「メンテナンスに手間がかかる」、「画質は良いが8畳間には大きすぎる」、「故障時のコストが高い」などの不満も多かった。

■ 「白い壁スクリーン」は意外と使える?

 スクリーンのサイズは「80型~100型未満」が最も多い45%(164人)。次いで「100型~120型未満」が32%(118人)となった。スクリーンサイズから推測すると、8~12畳間でシアターを楽しんでいる人が多いと言えそうだ。

 スクリーンのアスペクト比はDVDやハイビジョンなどのソースの普及を反映し、16:9が最も多い49%(178人)、4:3が39%(142人)、両対応のスクリーンは8%(32人)となった。なお、2%の8人が「その他」と答えているが、内2人は「白い壁に投影している」とのこと。

 中には「念願のプロジェクタを買ったものの、家のローンの返済もありスクリーンは同時に買えませんでした。そこで、試しに壁一面に映し出してみたところ、130インチ相当の大画面の迫力に病み付きになり、4年経った今でもちゃんとしたスクリーンを買っていません」という体験談も寄せられた。

 プロジェクタに接続している機器は、DVDプレーヤーが最も多い91%(328人)。2位は53%(193人)でアナログチューナだが、3位のデジタルチューナも39%(143人)と健闘。画質に対するこだわりを持ったユーザーが多いためか、高画質ソースに対する注目度も高いようだ。

 また、PCやゲーム機を接続しているという人の割合も、それぞれ35%を超えている。PCで高音質・高画質再生を追求する、いわゆる「HTPC」を実践しているユーザーが大半だが、「大画面でプレイするゲームの迫力に夢中」というユーザーも多かった。

 最初は台を置いて後ろから投影していたので、自分の頭の影を見る機会が多かった。天吊りにしてからは天国。余程のことが無い限り、スクリーンに邪魔な影が映らなくなった。ちなみに、スクリーンもプロジェクタも自分で設置しました!

 購入してみると思ったより使用頻度が少ない。ただ、DVDを自宅で見ることが多くなり、映画館に行く回数は減りました。

 ソニーのNYの「VPL-VW11HT」を使っています。DIYショップで買った鉄製アングルを使い、擬似天吊りにして本棚の上に設置しています。おかげでワンルームマンションですが、なんとか80インチを堪能できています。

 昔からのあこがれだったため、家を購入した際に、プロジェクタを購入しました。普通の8畳間にロールスクリーンの暗幕タイプをぶらさげ、約100インチの画面を楽しんでます。

 見るときは、さすがに部屋の電気をOFFにしないといけませんが、大画面を家族や友人共々楽しんでます。私よりも、家族の使用時間の方が長いですね。不満な点は、夏暑くなる点と新機種がすぐに出た点です。

 映画鑑賞が好きなので、液晶タイプのプロジェクタを使っていたが、黒浮きが嫌で3管CRTにした。友人は「いいな」と言うが、誰も実行しようとしない。家族は呆れてます(笑)。

 不満な点は、PCやゲーム機から明るい画像を写すと焼き付いてしまうこと。気に入っている点は、黒がしっかりと沈んで、ハイビジョンが美しいことです。

 7年くらい前にレンタルビデオの映画がドルビープロロジックで記録されている事を知りAVアンプを購入。サラウンドスピーカーやサブウーファに加え、ソニーの液晶プロジェクタ「CPJ-A300」も買いました。

 しかし、30万画素ということもあり、80インチのスクリーンで'98年のワールドカップを見たら画像が粗く、選手の背番号が見えず、満足できませんでした。そこで、2002年に機器のグレードアップを決意。W杯直前にエプソンのELP-TW100と100インチワイドスクリーンを購入。4年前の不満を解消して、スポーツや映画を楽しんでいます。

 「サクラ大戦3を大画面でやりたい!」との一心で、三菱のLVP-L2000Vを買いました。何故か私より友人の方が喜んでいました。

 先日、エプソンのEMP-TW200を買いましたが、技術の進歩とはすごいものだと感じました。

 やっぱり大画面は人受けが良いです。また、投写するまでに一連の操作(儀式と呼んでます)があるので、わくわくします。プロジェクタの映像を初めて見る人は「思ったより綺麗」という反応が多く、画質面では一般人の要求を十分に上回っているようです。

 映画好きなので、「テレビ」ではなく「シネマ」が見たい! という想いから、プラズマテレビではなくDLPプロジェクタ(シャープ XV-Z10000)を購入しました。画質など、満足している点も多いですが、ファンの音が終始うるさく、耳障りなのは誤算でした。

 また、部屋を本当に真っ暗にしないと性能を満喫できないのも不便に感じています。世の中すべて一長一短ということなのでしょうか?

 はずみで購入。年度末に電気屋を歩いていて、たまたま覗いたらプロジェクタが綺麗だったので。

 部屋を暗くしないとコントラストのとれたまともな絵が見られないのが難点ですが、超大画面を安く手に入れるのにはもってこい。

 部屋の壁一面が映像で満たされる様は非現実的で、特に風景メインのハイビジョン映像を映すと、その風景の場所にトリップしたような感覚になれるのはすごく快感です。

 コストダウン競争が激しく、本当の意味でマニアが納得する機種は出ていないと思います。こだわったフラッグシップを期待したいです。

 新築を機に導入しました。導入前は高いんじゃないの? と家族にやや不評でしたが、導入したら反応は一変。非常に好評です。

 シャープのXV-P3、XV-Z4000、三洋電機 LP-Z1と古くからコンシューマ向けプロジェクタを愛用しています。LP-Z1になってからは大きな不満はありません。もっともA/Vともに不満を言い出せばいくら金を出してもきりがないことを知っているという面もあります。

 Z1にしてから、もっぱらソースはハイビジョンになりました。フルHD解像度の価格破壊機がでるまではZ1を使うつもりです。

 それと、リビングには42インチのプラズマを入れていますが、こちらはほとんど妻のゲームマシンと化しています。ハードの進化はめまぐるしいのですが、ハイビジョン放送内容はお座成りという感じがしますね(特に民放は)。

 彼女と別れたのをきっかけにヤケ買いしてホームシアター一式買いそろえました(笑)。今ではよりを戻した彼女も満足してます。

 とにかくスター・ウォーズのLDを大画面で観たくて12年位前に初購入。買い替えて現在のモデル(ソニー VPL-VW11HT)に。リビングにエレクターでやぐらを組んで擬似天吊りで使用。スクリーンは90インチ(16:9)。妻は映画に全く興味が無いのであまり「ありがたみ」を感じてくれませんが、お気に入りのライブDVDを観る時はそれなりに喜んでくれます。

 とにかく大画面で観れるのがいい。画質も満足。不満は、ソニーが最近本気出していないこと。クオリアの下位モデルや、新デバイスプロジェクタの動向が気になります。プラズマや液晶テレビの大画面で満足できる人が理解できません。「映画」をニュースやドラマを見るのと同じ画面で観たいとは思いません。

(2004年4月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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