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日本アニメ初、「BLAME!」がDolby Atmosで上映。5月20日から2週間限定公開
2017年3月2日 12:24
5月20日から2週間限定で全国公開されるアニメ「BLAME!(ブラム)」。同作品が、日本アニメで初めて、Dolby Atmosで上映されることが決定した。
Atmosは、天井に配置したスピーカーを使い、高さの要素も含む3次元的な音響表現を可能にする、オブジェクトベースのサラウンドフォーマット。BLAME! は、巨大な階層都市を舞台にハードなアクションが展開するが、「3DCGで描かれる立体感のある映像と、Dolby Atmosによる立体的な音響表現で、まるで作品世界に入り込むような臨場感あふれる映像が楽しめる」という。
原作は、アニメ化もされた「シドニアの騎士」で知られる、弐瓶勉のデビュー作。人類が“違法居住者”として駆除・抹殺される暗黒の未来が舞台で、無限に増殖を続ける超巨大な「階層都市」における探索者・霧亥(キリイ)の孤独で危険な旅路が描かれる。
監督は瀬下寛之、アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズと、「シドニアの騎士」のアニメ化を手掛けたタッグが「BLAME!」の映像化も担当。原作者・弐瓶勉がシナリオやキャラクターデザインをはじめとした、クリエイティブディレクションの中核を担い、自らがプロジェクトへフルコミットしているもの特徴。
また、この作品はNetflixが、日本を含む世界に向けて独占配信することを発表している。
あらすじ
過去の“感染”よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥であった……。