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新iPod touch登場。256GB追加、A10 Fusion搭載、iPod初AR対応

アップルは、性能やストレージ容量などを強化しながら、価格を抑えた新しいiPod touchを発表した。A10 Fusionチップを搭載し、ARにも対応。直販サイトで受注を開始しており、今週後半から店頭販売を開始する。価格は32GBが21,800円、128GBが32,800円、256GBが43,800円。カラーはスペースグレイ、ホワイト、ゴールド、ブルー、ピンク、(PRODUCT)REDの6色。

新しいiPod touch

iPod touchとしては第7世代目となる新製品が登場。2015年7月発売の第6世代モデルから約4年ぶりのリニューアルとなる。iPhoneでは、3.5mmステレオミニのヘッドフォンジャックが省略されている(2016年9月のiPhone 7以降)が、iPod touchでは、第7世代でもヘッドフォンジャックを備えている。

ディスプレイは4型のRetinaディスプレイで、解像度は1,136×640ドットの326ppi。コントラスト比は800:1、最大輝度は500cd/m2

A10 Fusionチップを搭載しており、ゲームが快適にプレイできるほか、iPodとしては初めてARにも対応。家族のメンバー、友達、同僚のような複数人との会話が簡単になるグループFaceTime機能でも「優れたパフォーマンスを発揮する」という。

A10 Fusionチップでゲームも快適に

新たに256GBモデルを用意し、Apple MusicやiTunes Storeで提供中の音楽をオフラインでも聴けるようにダウンロードしておける十分なスペースを確保できる。

256GBモデルの追加で、Apple MusicやiTunes Storeの音楽を快適にオフライン再生

グラフィックスの性能は従来の3倍まで向上しており、滑らかなゲームプレイが可能。ゲームのサブスクリプションサービスとして、今秋スタート予定の「Apple Arcade」にも適しているという。

「Apple Arcade」のイメージ

ARでは、仮想環境を複数人で共有できる共有AR、仮想オブジェクトを特定の場所に紐付けるパーシステントARなどに対応する。

800万画素のカメラを搭載。裏面照射型のセンサーを採用している。1080/30pまでの動画撮影や、120fpsのスローモーション撮影も可能。タイムラプスビデオ撮影やビデオ手ブレ補正機能も利用できる。録画フォーマットはHEVC、MPEG-4 AVC/H.264。120万画素のFaceTime HDカメラも搭載し、720p動画撮影が可能。

再生対応オーディオフォーマットはAAC-LC、HE-AAC、HE-AAC v2、AAC、MP3、リニアPCM、Apple Lossless、FLAC、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)。

ビデオフォーマットはHEVC、H.264、MPEG-4 Part 2、Motion JPEGに対応。Apple TV(第2世代以降)へのAirPlayミラーリング、写真、ビデオ出力もサポートする。

IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN機能と、Bluetooth 4.1にも対応。Siriも利用できる。OSはiOS 12。3軸ジャイロ、加速度センサーを搭載する。

リチウムイオンバッテリーを内蔵。音楽再生時間は最大40時間、ビデオ再生時間は最大8時間。外形寸法は123.4×58.6×6.1mm(縦×横×厚さ)で、重量は88g。