ソニー、ノートPCは「nasne」でテレビ対応に

-VAIO夏モデルで6シリーズ一新


VAIO L

 ソニーは、パソコン「VAIO」夏モデルとしてノートPC 4シリーズ14機種と、ボードPC 2シリーズ6機種を6月9日より順次発売する。

 ボードPC「Lシリーズ」は、別記事のとおり、液晶テレビ「BRAVIA」の高画質化回路などを搭載し、単体のテレビとして利用できる「スグつくTV」機能を搭載したことが特徴。また、21.5型フルHD液晶一体型の「Jシリーズ」は地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、上位モデルの「VPCJ249FJ」、「VPCJ248FJ」はダブルチューナ構成となる。

 一方、ノートPCについては、デジタルチューナ搭載モデルが消滅した。しかし、7月19日にSCEが発売するネットワークレコーダ「nasne(ナスネ)」の番組をVAIOから視聴/コントロール可能なアプリケーション「VAIO TV with nasne」をベータ版として提供する。これにより、VAIOとnasneの組み合わせで、家中どこでもテレビを楽しめる。

VAIO TV with nasnenasne
VAIO J

 nasneは最大8台まで増設でき、最大8番組の同時録画予約が可能。nasneに録画した番組は、VAIOを使ってBD/DVDにダビングしたり、VAIO本体のHDD/SSDにコピーして持出せる。なお、VAIO TV with nasneは提供開始時点ではベータ版のためサポートの対象外となる。

 21.5型フルHD液晶一体型の「VAIO J」シリーズは、3モデルをラインナップ。上位モデル「VPCJ249FJ」は、Core i7-2640M(2.80GHz)、メモリ8GB、HDD 2TB、3波チューナ×2、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Adobe Photoshop Elements 10を搭載する。Giga Pocket Digitalによる録画などに対応する。


VAIO Tシリーズ13

 VAIO Tシリーズは、VAIOシリーズ初のUltrabook準拠のモバイルノートPC。筐体はヘアライン加工を施したアルミのフラットタイプで、13.3型の「SVT13119FJS」と、11.1型の「SVT11119FJS」の2モデルを用意する。解像度はいずれも1,366×768ドット。重量は13.3型が1.6kg、11.1型が1.42kg。スピーカーの音圧を高める「xLOUD」も、クリア音像を実現する「Clear Phase」なども搭載する。

 フラッグシップノートの「VAIO Z」や上位シリーズの「VAIO S」は、新CPUのIvy Bridgeや新機能の省電力機能「Rapid Wake + ECO」を搭載。VAIO Eシリーズは、スタンダードモデルとなり、11.6型から17.3型までの8モデルを用意する。Eシリーズ14Pはラップデザインを採用した14型で、同系色のキャリングケースなどがも付属する。


VAIO ZVAIO SVAIO Eシリーズ14P
タイプシリーズ型番カラー発売日店頭予想価格
ノートPCEシリーズSVE15119FJホワイト、ブラック
ピンク
6月9日16万円
SVE15117FJ14万円
SVE15114FJ12万円
SVE15113FJホワイト9万円
SVE14A19FJホワイト、ブラック
ピンク
14万円
SVE14A18FJ12万円
SVE14119FJ9万円
SVE11119FJ6月16日9万円
ZシリーズSVZ13119FJブラック6月9日17万円
SシリーズSVS15119FJブラック、シルバー17万円
SVS13119GJブラック15万円
SVS13118FJブラック、シルバー
ピンク
13万円
TシリーズSVT13119FJSシルバー12万円
SVT11119FJS11万円
ボードPCLシリーズSVL24119FJBブラック6月30日25万円
SVL24118FJホワイト、ブラック6月9日20万円
SVL24117FJ18万円
JシリーズVPCJ249FJホワイト、ブラック
ブルー
18万円
VPCJ248FJ16万円
VPCJ246FJ12万円


(2012年 6月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]