ニュース

4Kテレビ出荷は'16年に700万台へ。DisplaySearch予測

'13年は50万台以上。需要は中国と北米が牽引

地域別の4K2Kテレビ出荷台数予測(出典:NPD DisplaySearch Quarterly TV Design and Features Report)

 NPD DisplaySearchは、4K2Kテレビに関する市場予測を発表。2013年は全世界で50万台を超える4Kテレビが出荷されるとの見込みを示した。

 4Kテレビの出荷台数は、2014年に全世界で200万台を超え、2015年に約450万台、2016年に700万台を上回ると予測。地域別でみると、4Kテレビ需要は中国が牽引すると見ており、2013年の出荷台数は33万3,000台、2016年は260万台まで成長すると予測している。それに続くのは北米で、2016年は200万台になると見込んでいる。

 DisplaySearchは、「4Kパネルは50型から110型まで幅広く存在するが、コンシューマが4Kテレビを受け入れるかどうかは、対応コンテンツの増加にかかっており、メーカーは3Dテレビの時のような失速は避けたいと考えている」とコメント。また、初期段階では西欧、中国、日本において導入される一方、価格にシビアな北米も、大画面への需要は高いことから今後の需要拡大につながる重要な市場になると分析している。

(中林暁)