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アップル、4K編集/リアルタイム再生対応の新「Mac Pro」を19日から受注開始

新型「Mac Pro」

 アップルは、4K映像の円滑な編集やリアルタイム再生も可能という新型「Mac Pro」の受注を、12月19日から開始する。直販サイトのApple Store、直営店のApple Store、Apple製品取扱販売店から注文できる。10月の製品発表時には、12月発売予定とアナウンスしていた。価格は318,800円から。

 黒い円柱形の筐体が特徴。外形寸法は16.7×25.1cm(直径×高さ)、重量は5kg。「前世代のMac Proの8分の1」(アップル)という。「統一サーマルコアを中心に、すべてのプロセッサにわたって効率的に熱容量を共有する」というデザインで、ファンが効率良く空気を取り入れる事で、動作音も低減させている。

内部構造
利用イメージ

 2機種ラインナップされており、CPUが3.7 GHz 4コアのIntel Xeon E5、GPUにデュアルAMD FirePro D300 GPU、メモリ12GB、PCI Express接続のSSD 256GBを搭載したモデルが318,800円。3.5 GHz 6コア Xeon E5、デュアルAMD FirePro D500 GPU、メモリ16GB、SSD 256GBを採用したモデルが418,800円。

 スペックを変更して注文する事もでき、最大12コアCPU、64GBメモリ、6GBビデオメモリ搭載FirePro D700 GPU、1TB SSDなどにする事も可能。

 4Kディスプレイの接続をサポートしたThunderbolt 2端子を装備。OSは新しいOS X Mavericksを採用。映像編集ではカラーグレーディングソフト「DaVinci Resolve」が高速で動作し、4Kのリアルタイムビデオキャプチャも可能。「Final Cut Pro X」ではリアルタイム再生機能の向上、描画速度の向上、エクスポート速度の向上、さらにThunderbolt 2とHDMIを用いて、4K映像出力を行なうためのデュアルGPUもサポートする。

(山崎健太郎)