LG、高透過率IPSパネル搭載の23型フルHD液晶

-最大44%節電、実売22,000円。21.5型も


本体デザインは2モデル共通

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、フルHD IPSパネル搭載の液晶ディスプレイ新製品として、23型の「IPS234V-PN」と21.5型の「IPS224V-PN」を6月上旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23型が22,000円前後、21.5型が20,000円前後。

 いずれも、解像度1,920×1,080ドットのパネルを搭載した液晶ディスプレイ。特徴は、従来モデルより透過率が高いIPSパネルを採用したことで、輝度やコントラスト比を維持したまま消費電力を約25%削減(IPS236V-PN/IPS234V-PNとの比較)。さらに、省エネ機能「Super Energy Saving」を利用することで、最大約44%の節電が可能だという。

 輝度は250cd/m2、コントラスト比は1,000:1(DFCオン時500万:1)、応答速度はG to G 5ms。視野角は上下/左右各178度で2機種共通。

 入力端子も同じで、HDMI、DVI-D(HDCP対応)、アナログRGB(D-sub 15ピン)が各1系統。カラーコントロール機能も搭載し、RGBとCMYの6色の色相と彩度を個別に設定/保存できる。「フォト」や「シネマ」など、コンテンツに合わせた表示モードも用意する。映像エンジン「f-ENGINE」を搭載。

 付属のPCソフトを利用することにより、OSDメニュー上で、セカンダリーモニターなどの設定も可能。Webブラウザなどのウィンドウを瞬時に画面の半分のサイズにするデュアルウェブ機能も利用できる。

 ディスプレイ部の奥行きは36.2mm。スタンド背面に、電源や映像信号などのケーブルをまとめられるデザインを採用している。75mmピッチのVESAマウントにも対応する。

 消費電力は23型が27W、21.5型が25Wで、オフ/待機時はいずれも0.3W以下。外形寸法と重量は、23型が544.2×181.0×406.5mm(幅×奥行き×高さ)、3.1kg。21.5型が508.6×386.6×181.0mm(同)、2.8kg。



(2012年 5月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]