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オリオスペック、ファンレスのネットワークオーディオPC「Ritmo2」。BD搭載も可能

 オリオスペックは、リッピングサーバー機能やDSD再生機能など、スペックのカスタマイズが可能なオーディオ用PC「Ritmo」シリーズの新モデルとして、アルミ削り出し筐体の「Ritmo2」と、筐体コストを抑えたエントリーモデル「Ritmo Fils」を12月22日に発売する。価格は構成によって異なり、標準仕様ではRitmo2が185,000円、Ritmo Filsが115,000円。搭載OSはWindows 8.1(64bit)。

Ritmo2

 Ritmoシリーズは、オーディオ機器のようなデザインを採用し、ファンレス仕様で静音性にもこだわったパソコン。CDからの音楽リッピングや音楽配信サービスからのダウンロード、NAS(LAN HDD)など、ネットワークオーディオ用PCサーバーとして利用可能。標準仕様ではDVDマルチドライブを備え、DVDビデオの再生もできる。Blu-rayドライブへ変更も可能。また、使用予定のDACをあらかじめ選択しておけば、出荷前にドライバのインストールなど必要な設定を行なってくれ、購入後すぐにDACを使用できる。

Ritmo Fils

 Ritmo2は、ヘアライン処理を施したアルミ削り出しの一体成型筐体を採用。側面には放熱フィンを備え、完全ファンレス化を実現している。Ritmo Filsは筐体コストを抑えたエントリーモデルで、フロントパネルと側面の放熱フィンにアルミを採用。機能面ではRitmo2とほぼ同等としている。

 いずれも、リッピングソフトに「dBpoweramp」、DLNA/UPnPサーバーに「Twonky Server」をプリインストール可能。再生ソフトは「foobar2000」で、DSD再生に必要なプラグインをあらかじめセットアップし、設定を行なわなくてもすぐにDSD音源を楽しめる。また、有償で「JRiver Media Center」や「HQPayer ver.3 日本語版」などの再生ソフトも選択可能。

 Ritmo2の標準仕様スペックは、CPUがIntel Core i3 4360T(3.2GHz)、メモリは4GB、起動ディスクは120GB SSD。光学ドライブはスロットイン型のDVDマルチ。インターフェイスはHDMI×1、DVI-D×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA×1、Ethernet×1、Audio×2。電源は160WのACアダプタ。外形寸法は390×225×40mm(幅×奥行き×高さ)。

 Ritmo Filsの標準仕様スペックは、CPUがIntel Celeron G1840T(2.5GHz)、メモリは4GB、起動ディスクは120GB SSD。光学ドライブはスロットイン型のDVDマルチ。インターフェイスはHDMI×1、DVI-D×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA×1、Ethernet×1、Audio×2。電源は160WのACアダプタ。外形寸法は260×240×88mm(幅×奥行き×高さ)。

Ritmo2の背面
Ritmo Filsの背面

(一條徹)