このモバイルプロジェクター、凄っ! マジで凄ッ!!
プロジェクターといえば、主にビジネスシーンで使われる会議用の映像投影機材というイメージが強いです。あるいは、大画面テレビ時代の現在だと少数派になりつつありますが、ホームシアターでエンタメ映像を投影といった使い方が思い浮かびます。
しかし最近では「モバイルプロジェクター」という分野が急成長&拡大中。ポータビリティに優れた小型・軽量のプロジェクターで、必要な場所に持って行って手軽に設置して手早く使えるということで人気が高まっています。
なるほど~、モバイルプロジェクターか~、良さゲ! 使ってみたいかも♪ と興味を示していたら、インプレスの中の人が「ならコレを試してみたら」とオススメしてくれたのが、Vivitekの「QUMI Q8J」。同社のモバイルプロジェクター「QUMI(キュミ)」シリーズの5代目となる最新型です。
で、さっそく「QUMI Q8J」を使ってみたんですが、ブッ飛びました! ビックリ! すっごいッスねコレ! 小型軽量なので軽く侮っていたんですが、この小ささ軽さでここまでできるのか! こんなに明るいしキレイなのか!! 何でもつながるじゃん!!! 娯楽用途まで広くカバーできるし!!!! と大興奮。今すぐ買いたい気持ちです!!!!!
たとえばサイズ感と画質のギャップ。本体サイズは190×114×43mmで、お弁当箱のようなサイズ。男性だとちょっと食べ足りない容量のお弁当箱って感じ? ともあれ片手で余裕で持ち歩ける大きさです。質量は約621g(ACアダプターを除く)。ラクにモバイルできるサイズ・質量です。
でっ! こんな小さいのにっ! 画質がかな~りイイんですっ!
たとえば明るさが800ルーメンもありますので、映像が明瞭でクリア。DLP式プロジェクターなのでコントラストも高くてクッキリしています。
そして注目すべきは解像度。携帯性抜群のモバイルプロジェクターなのに、フルHD(1920×1080)! このクラスのモバイルプロジェクターとしてフルHDは最高解像度ですし、前述の800ルーメンも最高に明るいクラス。明るく投影されるフルHD映像を見ると「えっこれってこの小さいプロジェクターから出てるの!?」と誰もがビックリ。
なお、投影できる映像サイズ(推奨値)は、40インチから120インチまで。手動で映像のピントを合わせられますので、どのサイズでもクッキリとクリアな投影が可能です。
正直、モバイルプロジェクターって、「小さいから○○○は我慢しよう」的な制約が多いものだと思い込んでいました。でもこの「QUMI Q8J」は、「こんなに明るくてキレイで、しかもどこにでも持って行っていつでも使えるんなら、もうコレでいいじゃん♪」と思わせる性能。いや~、驚きました。
小型軽量で明るくキレイ、な、だけじゃナーイ!
イマドキのモバイルプロジェクターは携帯性抜群な上に明るく高画質! というだけで終わっていないのが「QUMI Q8J」の凄いところ。実用性もヒッジョーに高いんです。
たとえば起動の速さ。電源オンから10秒で起動し、間もなく投影を開始できます。別売のバッテリーと組み合わせても使えますので、コンセントなど探さずポンと置いて電源を入れればホントに即使えるという感覚です。
さらに「タテヨコ台形補正」に対応。本体底面にはやや上方向に投影するためのキックスタンドが内蔵されていますが、これを使って映像を斜め上に投影した場合でも、タテ方向の台形の歪みが「自動補正」されます。もっと傾けても大丈夫♪
また、「QUMI Q8J」を投影面に対して左や右などに置いた場合も、ヨコ方向の台形歪みを手動補正できます。投影面からそーとーズレたところに設置できますヨ! なので、どこでも置きたいところに「QUMI Q8J」を設置できて便利。設置の自由度の高さに優れているというわけです。
ちなみに、本体裏面にはキックスタンドのほかに三脚取り付け用ネジ穴もあります。ですので、プロジェクタースタンドなどを使わずとも、一般の三脚の上に設置して使えます。また、本体が約621gと軽量なので、クランプ付きの雲台に「QUMI Q8J」をセットし、クランプで棚やテーブルの端に固定するといった使い方もできちゃいます。
それと投影のしかたも自由。面に対して映像をどう映すかですが、そのまま映す「正面」、裏返しに映す「背面」、1天井に対して裏返しに映す「天井背面投写」、天井にそのまま映す「天井正面投写」から選べます。たとえば「背面」を選べば、半透明のスクリーンに映して向こう側から映像を見ることができるわけです。「天井正面投写」は前述の台形補正をせずに真正面に投影するモードですが、本体底面の三脚ネジ穴とこの投影機能を使えば、天井や壁に映像を大きく投影しての寝ながら鑑賞も現実的ですネ♪
それからこのプロジェクター、接続性も良好です。HDMI入力がありMHLにも対応していますので、PCのほかAndroidスマートフォンなどとも好相性。VGA-HDMI変換アダプタを使えば、もちろん従来から多用されてきたVGA出力も投影できます。また、USB端子や内蔵メモリがあり、そこに入れた静止画/動画/音声/ドキュメント(PDFなど)も投影できますので、使い方によってはPCやスマートフォンすら不要でプロジェクションを行えます。
さらに加えてWi-Fi対応。PCやスマートフォン(Android/iOS端末)を無線接続でき、専用アプリ「QumiCast」を使って各端末内のファイルを投影することができるほか、Android端末の場合はMiracastに対応します。Wi-Fi接続は、「QUMI Q8J」とスマートフォンなどを直接つなぐモードと、「QUMI Q8J」をつないだWi-Fiルータにスマートフォンをつなぐモードがあり、環境に応じて柔軟なWi-Fi接続スタイルを選べます。
この「QUMI Q8J」、単に小型軽量で高精細で明るい! ってトコロで既に魅力的なんですが、機能性もかなりのもの。実際に使ってみても「モバイルプロジェクターだからココは諦める感じだなぁ」みたいな不満は出てきません。「これなら、どこにでも持って行けてすぐ使える! さらに、かなり遊べる!」と思います。
どう役立つ? 仕事でも遊びでも超ツカエますっ!
モバイルプロジェクター「QUMI Q8J」をしばらく使ってみましたが、使うほどに「アレにも使える」「コレにも使える」という用途が見つかります。「モバイルプロジェクターって、こんなに活用できるものだったのか!」と驚いております。まあ「QUMI Q8J」の性能と機能性があるからこそですけど、ともあれ、以下に「QUMI Q8J」の使い方をアレコレ挙げてみたいと思います。
プレゼンテーション
もちろん、仕事でのプレゼンに使えます。「QUMI Q8J」の投影映像サイズ(推奨値)は、40インチから120インチまで。幅広いサイズで投影できますので、数人でのミーティングから使えますネ。本体にはスピーカーが内蔵されていますので音も出ます(十分大きな音まで出せます)。オーディオ出力端子もありますので、必要に応じて音響機器に接続することもできます。
また、実際には18インチくらいの小さなサイズから投影・ピント合わせが可能ですので、ごく小規模の商談に使うのも現実的。別売の「QUMIスマートスクリーン」(約24型の折り畳み式スクリーン)を使えば、「QUMI Q8J」とともにコンパクトに携帯して出先でクイックにプレゼンすることも可能です。
もうひとつ、プレゼン絡みですが「プレゼンテーションの予行練習」にも便利だと思います。重要なプレゼンは、やはりひととおり練習して不備をなくしておきたいもの。どこにでも持って行って即使える「QUMI Q8J」なら、空いた時間やちょっとしたスペースを使ってプレゼンの予行練習を積極的に行えると思います。
サブディスプレイ
ノートパソコンのサブディスプレイとしても「QUMI Q8J」は実用的です。解像度がフルHD(1920×1080)と高精細で、DLP式プロジェクターなので高コントラストでクッキリした表示が得られます。明るさも800ルーメンなので、ある程度小さめのサイズで投影すれば、PC用ディスプレイに肉迫する非常に鮮明な表示が得られます。
なお、PCと「QUMI Q8J」をHDMI接続した場合、PCから「QUMI Q8J」は一般的な外付けディスプレイとして見えます。モバイルプロジェクターだからと言っても、特殊な設定は不要。つなげば、すぐ投影でき、PC用サブディスプレイとして使えるというわけです。
地図やウェブサイト、写真などの共有
仕事でも遊びでも、ネット情報を数人で見たいということが少なくありません。たとえば地図だったりウェブページだったり。数人で同じ情報を見つつ、話を先に進める、といった状況です。
そんなシチュエーションでも「QUMI Q8J」が役立ちます。壁に地図やウェブページを投影すれば、5~6人のメンバーがいても余裕をもって表示を共有できるでしょう。
大写しにした写真を複数人数で見て、わいわい話をするのも楽しいですね。さらに音楽が加われば……たとえば「QUMI Q8J」とスマートフォンをHDMI接続すれば、音楽を流しながらスライドショー上映をするといったことも可能です。
パーティーや宴会の映像演出
スマートフォンなどの映像を自由に投影できる「QUMI Q8J」。小型で場所を取らず、投影位置の自由度も高いので、たとえばパーティーや酒宴などでの映像演出にも向きます。披露宴や二次会で新郎新婦の思い出動画を流しっぱなしにしてもいいでしょうし、仲間内で思い出の映像を流しながらグラスを傾けるのも楽しそう。
また、「QUMI Q8J」とスマートフォンをWi-Fi接続した場合、「QumiCast」アプリを使って投影することになりますが、このアプリではスマートフォンのライブ映像をそのまま投影することができます。もちろんHDMI端子にビデオカメラなりをつないでも同様のことができるわけですが、小さく自由に使えるスマートフォンと「QUMI Q8J」がWi-Fi接続され、ライブ映像を投影できるので、とても自由で楽しいプロジェクションになると思います。
おうちでビデオ
スマートフォンとの接続性が良好な「QUMI Q8J」ですので、いわゆる「ネット動画」も自由に投影できます。現在ではネット配信ビデオコンテンツも増えていますが、それらを鑑賞するために「QUMI Q8J」を使っちゃいます。スマートデバイスの小さな画面で鑑賞するより、「QUMI Q8J」の大きな投影で鑑賞するほうが楽しいのは明白。壁でも、スクリーンでも、簡易的に貼った白い紙にでも、どこにでも大きく投影できるのはモバイルプロジェクターの大きな利便です。
それと、「QUMI Q8J」には音声出力端子があります。ので、そこにアンプやスピーカーなどをつなげば、より高い音質で映像コンテンツを楽しめます。
設置位置の自由度も高いです。「QUMI Q8J」はタテヨコ台形補正にも対応していますし、何より小型ですので、かなり自由な位置に置けます。たとえば壁をスクリーンに見立てて、その手前に置いたソファで映像を鑑賞する場合。普通のプロジェクターならソファの前後中央に置いて使いますが、「QUMI Q8J」ならソファの横に置いても大丈夫です。前述しましたが、天井に映像を投影して寝ながら映画鑑賞ということもできちゃいます♪
ネット配信映画や動画コンテンツに限らず、ホームビデオを投影しても楽しめます。家族が集まる年末年始に、楽しい思い出が詰まったホームビデオの上映会を開いてはどうでしょう?
ネット動画や電子書籍
たとえばYouTubeやAbemaTVなどを投影しっぱなしにする、というスタイルもいいですね。好きなアーティストの映像と音楽がいつも流れる部屋。あるいは最新のニュースがいつも流れているとか。「QUMI Q8J」なら必要に応じて置き場所を変えたり、投影位置を変更したり、「テレビ点けっぱなし生活」とはまた違う、内容的にも表示位置的にも自由度の高い映像とともに生活を送れることでしょう。
それと、個人的に好きな「QUMI Q8J」の使い方なんですが、電子書籍を投影して読むことです。写真や図説入りのカラフルな電子書籍を「QUMI Q8J」で投影して読むと、意外なほど快適ですし楽しいです。文字が大きく読みやすいのはもちろん、細かな図解などもよく見えます。読みやすい・見やすいということ以上に、とてもリッチな環境で電子書籍を楽しめるところが気に入っています。
といった感じで、非常に幅広く活用できる「QUMI Q8J」。実際に使ってみると、プロジェクターというのはビジネスに限らず、エンタテインメント全般に役立てられるということがよくわかります。「QUMI Q8J」のように「どこにでも持って行けて、すぐに使えるモバイルプロジェクター」なら、なおさらですね♪
しかしまあ「QUMI Q8J」、小さくて軽くて自由に持ち運べるのに、とても明るくて画質も良好。テクノロジーの変化を実感できるモバイルプロジェクターです。「QUMI Q8J」が投影する様子を見れば、きっと多くの人が驚くと思います。また、プロジェクターに対するイメージがガラリと変わるとも思いますので、ぜひ実機に触れてみてください。
(スタパ齋藤)
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