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第4回:発売後4カ月経っても売れ続ける |
怒涛のように発売されつづけるDVDタイトル。本当に購入する価値のあるDVDはどれなのか? 「買っとけ!DVD」では新旧かかわらず、厳正なる“独断と偏見”に基づいて、毎週金曜日に“買い”なDVDタイトルを紹介します。週末の購入プランの参考になれば幸いです。 |
BOHEMIAN SUMMER 2000 宇多田ヒカル |
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発売元:東芝EMI株式会社 | |||||||||
発売日:2000年12月9日 品番:TOBF-5060 価格:6,000円 |
最近では、アルバム「Distance」と、浜崎あゆみのアルバム「A BEST」が3月28日に同日発売となったため、宇多田・浜崎対決が話題になったことが記憶に新しいだろう。
そんな宇多田ヒカルが、満を持して行なった初のライヴ・ツアーが「BOHEMIAN SUMMER 2000」だ。今回紹介するDVD「BOHEMIAN SUMMER 2000」には、8月22、23日に千葉マリンスタジアムで行なわれたこのツアーの追加公演が収録されている。
そして、BOHEMIAN SUMMER 2000は、2000年12月9日に発売とすでに4ヶ月近く経過しているのに、息が長く売れ続けている。AV Watchで毎週掲載している、星光堂調べのDVD売り上げランキングでも、3月14日に一度ランク外に姿を消したが、4月4日には11位となるなど、その存在感は大きい。
セルDVDでは、音楽タイトルの占める割合が大きいが、6,000円と比較的高価なDVDとしては、異例の売れ方と言えるだろう。
本編の収録時間は約147分。映像特典がないのは残念だが、パッケージにはライブ風景の写真や歌詞を収めたブックレットが同梱されている。また、最後のエンドロールのクレジットで、各会場で変更した衣装が紹介されるほか、ライブの裏話が聞ける。
画質はどうも撮影しているカメラによってちがうようで、アングルやシーンによって差がある。ただ、全体的な画質はライブものとしてはかなりいい。音声は、ドルビーデジタル5.1chでは観客の声援などの臨場感があり、ドラムの音がリアから出力されたりする。ただ、ドルビーデジタル5.1chの音質があまりよくなく、個人的にはリニアPCMの方がより楽しめた。
さらに、マイケル・ジャクソンらを手掛ける米国のプロデューサーチーム「JIMMY JAM&TERRY LEWIS」も初来日して演奏に参加するのも見所。アンコールでは、バックバンド全員がコスプレして、観客を楽しませる。ただ、宇多田ヒカル自身は、ミニスカポリスの格好を試みたそうだが、「実際に着てみたら、動けなかった」とのことで、普通の衣装で登場した。
などなど、内容は盛りだくさん。価格が6,000円とDVDとしては決して安くないが、画質・音質ともに、邦楽のライブDVDというのがどういうものか知るのにはちょうどいいだろう。
□東宝のホームページ
http://www.toshiba-emi.co.jp/
□東芝EMI
http://www.toshiba-emi.co.jp/dvd/jpop/utada/tobf5060.htm
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DVD週間売上ランキング
ttp://www.watch.impress.co.jp/docs/bestdvd/
(2001年4月6日)
[furukawa@impress.co.jp]
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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp