■ 24%の人が「買う」
年末のAV機器購入計画をテーマにした前回の調査で、21%の人が「購入を予定している」と答えたPSX。今回の調査では、具体的な購入計画やPSXに関する印象などを聞いてみた。
PSXを「購入する予定」と答えた人は、21%の389人となった。「既に予約を済ませた」という3%(12人)を加えると、24%の401人となる。反面、「購入する予定はない」と答えた人は31%(582人)となった。
しかし、割合的には「購入するかしないかを検討している人」が最も多く、45%の837人と半数近くにのぼっている。弊誌でもPSXのレビュー記事などを予定しているが、詳しい仕様や使い勝手などが明らかになるにつれ、45%の人がどのように動くかが注目される。
価格設定については、「安い」もしくは「適正」だと考えている人が合わせて74%(1,363人)となり、「衝撃的な価格」を謳った同製品への高い評価を伺わせる。そのためか、購入するモデルも250GBの「DESR-7000」を選んだ人が最も多い43%(531人)となった。
■ PSXの3大魅力
すでにDVDレコーダを所有しているか? という問いでは、興味深い結果が得られた。というのも、所有済みの36%(447人)に対し、「PSXが初のDVDレコーダ」という人が、倍近い63%の791人にものぼったためだ。PSXのコンセプトは「家族が簡単に使えるハイブリッドレコーダ」ということだが、入門機としてのイメージがすでに浸透しているようだ。
PSXの魅力は、上位から見ると「PS2機能の内蔵」、「HDD容量」、「価格」となる。PS2は既に発売から4年以上が経過しているが、ゲーム機としては依然としてトップシェアを誇っており、付加価値としての魅力は高いようだ。なお、寄せられたご意見を見ると「所有しているPS2が古くなってきたので、新しいPS2をもう1台買うなら、PSXを……」という人も多く見られた。
4番目に多かったのは「GRT/3次元YC分離などの高画質化回路」が35%の435人。ご意見の中でも「価格を抑えていながら、画質を犠牲にしていない点が好印象」という意見が目立つ。また、PSXの特徴とも言える「GUIデザイン」が魅力だと応えた人は22%(280人)、「高速なレスポンス」も32%(399人)となった。
また、魅力の「その他」では、「ファームウエアのアップグレードに対応している点」を挙げた人が最も多い。ほかにも、「ゲーム機能を含め、必要な機能が1つにまとまっているから」、「所有しているAV機器が全てソニー製だから」など、様々なコメントが寄せられている。
■ 期待は大きいが、不満も大きい
全体的なデータでは、PSXへの期待の大きさを感じさせる結果となった。しかし、自由記入で寄せられたご意見では「ゲーム機とテレビなど複数の機能を内包した機器が成功した試しがない」、「非常に中途半端な仕様で、値段しか訴求点がない」などの厳しい意見や、i.LINKなどの接続端子の充実、CPRMへの対応などの要望が多数を占めた。
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