音茶楽、4.4mm 5極バランス対応イヤフォン「Flat4-欅Balance」を3月17日から本発売

　音茶楽は、音茶楽 Sound Customizeブランドの新イヤフォンで、4.4mm 5極バランス接続に対応した「Flat4-欅Balance(KEYAKI Balance)」、「Flat4-緋欅Balance(AKAKEYAKI Balance)」の本発売を3月17日から開始する。直販価格は95,000円。販売店はフジヤエービック、eイヤホン、山野楽器銀座本店、ヨドバシカメラの一部店舗、音茶楽Sound Customize店舗。2機種合計で100台程度の限定生産となる。

「Flat4-欅Balance(KEYAKI Balance)」

　2月に発表し、2月18日に開催されたイベント「ポータブルオーディオ研究会」などで少数を先行販売していたイヤフォン。既発売の「Flat4-欅Plus」、「Flat4-緋欅Plus」を4.4mm 5極バランス接続仕様にしたもの。端子は日本ディックス社のPentaconn。「究極の接続性能」を持つとしており、金属部の部品に無酸素銅を使用したプレミアムタイプを採用。「欅特有の美しい響きがより一層際立つ」という。ケーブルは1.2mでY型。

日本ディックス社のPentaconn

　イヤフォンとしての特徴は、既発売の「Flat4-欅Plus/緋欅Plus」と同じ。「オークヴィレッジの匠の技と音茶楽の音響技術を融合した」というコラボモデルで、センターキャビネットに、木材の中で音速が最も早く響きが美しいという欅材を採用。表面に拭き漆仕上げを施している。

「Flat4-欅Balance(KEYAKI Balance)」

「Flat4-緋欅Balance(AKAKEYAKI Balance)」

　ドライバは10mm径のダイナミック型を片チャンネルに2基、対向で配置。振動系の反作用による機械振動をキャンセルしている。銅メッキされたプレートとヨークも搭載。

　音響回路には位相補正チューブを用いたツインイコライズドエレメント方式を採用。外耳道を塞ぐ事によって生じる6kHz付近の共振を抑えている。ユーザーの外耳道の長さと位相補正チューブの長を合わせるとより良い音質が得られるため、長さが標準の人向けの「Flat4-欅Balance」と、長めの人向けの「Flat4-緋欅Balance」をラインナップ。

　出力音圧レベルは104dB SPL/mW、再生周波数特性は3.5Hz～45kHzでハイレゾ対応。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。重量は約21g。

　イヤーピースはフォームタイプとしてコンプライT-200のM/L、シリコン製のSpinFit S/M/Lを同梱。収納箱なども同梱する。