三菱、超解像技術/IPSパネル搭載の23型フルHD液晶

　三菱電機株式会社は、液晶ディスプレイ「Dimondcrysta WIDE」の新モデルとして、23型フルHDの「RDT231WM-X(BK)」を11月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は52,800円前後の見込み。

　1,920×1,080ドットのIPSパネルを採用した23型液晶ディスプレイ。応答速度を向上させる独自の「オーバードライブチェンジャー」機能により、IPS液晶パネル搭載モデルで国内最速という3.8ms(G to G)を実現。同機能の効果はOFF/レベル1/レベル2の3段階から選べる。

　コントラスト比は1,000:1で、CRO(コントラストレシオオプティマイザー)利用時には最大5,000:1の高コントラストを得られる。輝度は300cd/m²、視野角は上下/左右各178度。

　画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」を搭載し、低解像度の映像を拡大した際などのぼやけを補正する超解像度技術(5段階)を搭載。また、画面全体のコントラスト感を向上するダイナミックコントラスト補正や、局所コントラスト補正、階調感拡張処理、色変換技術などの高画質化技術も搭載。低解像度のストリーミング動画からハイビジョン映像まで、あらゆるソースで威力を発揮するという。

　そのほか、コンテンツに合った適切な画質を簡単に設定できるという「DV MODE」や、付属の色調整用チャートを見ながらカラーマネジメントができる「EASYCOLOR! 2」も利用できる。10bitガンマ機能も搭載。

　映像入力端子は2系統のHDMIのほか、DVI-D×1とアナログRGB/コンポーネント兼用のD-Sub 15ピン×1を装備。音声入力端子はステレオミニを1系統備え、3W×2chのスピーカーを内蔵。ヘッドフォン出力も装備する。 歪みを抑え、クリアな音を再現するという「DIATONE リニアフェイズ技術」も採用している。

　省エネ率などをチェックできる「ECO Professional」機能を搭載。消費電力は57Wで、スリープモード時/オフモード時は0.5W以下。上20度、下5度のチルト機能を備え、ブロックネックによる高さ調整も可能。スタンドを含む外形寸法と重量は546×230×452mm(幅×奥行き×高さ)、約6.2kg。リモコンが付属する。